常識が通用しない医療の世界
通常は会社は長期の経営計画を立てますよね。医療の世界ではありません。というかそういうことをしても、2年おきの大幅改正で、全部おじゃんになるからです。なので、医療の世界では契約もないし、行き当たりバッタリ。。。そうせざるを得なかったのですね。。。国民皆保険がすべての間違いだったかもしれません。今は保険診療をすれば、従業員の給料もあげてあげることができません。それどころか、下げていかないと仕方ないんです。年々、仕事は増える、命を預かってる責任は増える。そんな中で、給料まで下がったら、モチベーションなんてあがりませんよね。。。あるスタッフか言いました。モチベーションをあげてくれないか、そう言われたそうです。モチベーションは全くなくなりました。ゼロになったものは、あげることも下げることもできませんと。。。その言葉がすべてを語っていると思いました。保険認可を受けたのは単に、信頼してもらうだけです。保険診療してたら、首をくくるのと同じなんですよね。今の医療では。。。。いろんな人に話を聞きました。それで、結論は民意を変えるしかない。それだけでした。法律も人が作ったものです、変えられないほうがおかしいんです。日々社会は進歩していってます。それを享受しながら、一方ではそれを否定する。そういった考えこそ、変えていかないといけないのかもしれません。近畿厚生局にいろいろ文句を言いに行きました。でも、言われるのは、我々の仕事は、国民の医療に対する不満を厚労省に挙げることですからと。。。それで、言いましたよ。。。私も国民なんですけどって。。。。。どこに線があるというのでしょうね。。。みな同じように税金を納めるために働いているんです。同じことが市役所にも言えます。国民と同じように苦痛を味わえよって。医者は、大学病院では、ひどい場合40歳過ぎまで、月給18万ですよ。もちろん税込み。。。それで、当たり前のように24時間対応を強いられ、365日のうち、気が抜けるのは、夏休みぐらいです。それもひどいところでは1日、普通で、3日。大きな組織では年間2週間は保証されてるけど、休めるはずがないんですよね。。。。周りに冷たい目をされるから。。。もちろん有給など設定はされていますが、とれるはずもない。医療の業界には、常識は通らないんですよ。常識を知らない人ばかりの中なので、常識ではこうですと言っても理解する人がいないのかもしれませんね。昭和初期に戻さないと間に合わない、そう思っています。