クリニック開設まで。。。
クリニックを作ろうと言い出したのが6月中ごろでした。当初、9月にオープンするつもりでしたが、諸手続きが間に合わないとのことで、10月が精いっぱいだといわれました。場所は前から気になっていた場所にしようとしたのですが、家賃が高いなどいろんなことで反対されていました。でも、あそこじゃなきゃ、やる意味がないと言い張りました。大阪農林会館の支配人、会長、社長の協力もあり7月から賃貸契約。連帯保証人は、不動産管理業の友人がなってくれました。そこからは病院勤務で動けない私の代わりにいろんな人が動いてくれました。設計技師、建築会社、コンサルタント、検査会社、医療材料会社。。。無理難題を聞いてくれて、大半はメールでのやり取りで、意向を伝え仕上げていきました。
一番苦労したのは、近畿厚生局でした。コンサルタントの方に対応をお願いしていましたが、病院勤めの空き時間でクリニックをするというやり方は、なかなか受け入れてもらえませんでした。結局、自分でも3度足を運び、電話でも2度やり取りをして、28日の審議会にとおるようにしていただけたのですが。。
クリニックはまだ完成していません。どこかの建築物のように、いつまでも完成しないものでもいいと思います。必要なものはその都度用意していき、身の丈に見合った診療をしていけばいい。そう思っています。最初から無理するとろくなことはありませんから。
人によっては、クリニックの立ち上げが早かったねと言いますが、私にとってはこれでも時間がかかりすぎたと思っています。今回の立ち上げまでの内容は、医者向け会員制HPにアップする予定です。事前に流れを知っていれば、不安に思うこともないのに、この情報社会で、わからないことだらけだったからです。いろんな情報を共有することで、時間も節約できるし、不安にさいなまれることもなくなります。
これから先は、患者さんとともにクリニックを作っていくつもりです。一方通行ではない双方向の医療。そういったものが実現できればいいなと考えています。