肛門が痛くなったときの対処方法
排便後の急な痛みの原因はいろいろありますが、切れ痔の場合は少し時間をおくと治ってきます。排便後急に肛門がはれて、痛みも腫れも引かない場合は外痔核の可能性が大きいと思います。内痔核の脱出(いぼ痔)であれば、初期には、排便時に飛び出してきても、自然に戻ります。戻らずずっと痛むものは肛門の外にできたものですので、中に戻す必要はありません。通常は3日間くらいでおさまってきます。いぼ痔が出たままになった場合は、必ず戻す必要がありますが、痛みで肛門を絞めてしまっていると戻すことが難しいかもしれません。お風呂に入り、温めてから、肛門をリラックスさせてゆっくりと押してみてください。押して戻す場合は、中心を押すのではなくて、出ている物の周囲から押してみてください。入浴できない場合は、まず横になって15分くらい、肛門をリラックスさせてからオリーブオイルを塗って、腫れの周辺から押していくといいかもしれません。痛みが強いときは横になること、じんわりと肛門を温めることが大事です。また、強い目の鎮痛剤を飲むことも有効です。あせらずにおこなってみてください。肛門の病気で、緊急性のあるものはほとんどありません。大事なことは、肛門をリラックスさせてあせらないことだと思います。後日、受診していただければ痛みをおこした原因を調べてみます。