メタボ → 脳出血・心筋梗塞 → 寝たきり
メタボで問題とされる心筋梗塞や脳卒中は予告なく、ある日突然起こります。
メタボの頻度 中年男性 20% 閉経後女性 10%
皮下脂肪・・・ゆったりとしたエネルギーの出し入れをする
“定期貯金”
内臓脂肪・・・急速なエネルギー出納にかかわる
“普通預金”
乳児期、思春期、女性の妊娠時には皮下脂肪細胞の増殖は活発ですが、それ以外の時期は内臓脂肪になります。したがって、成人後の男性、閉経後の女性が過食をすると内臓脂肪が蓄積する場合が多いのです。
男性では肥満でなくても内臓脂肪が蓄積している人があり、動脈硬化の危険性が高く、心筋梗塞になりやすいのです。 皮下脂肪型は血圧、脂質、血糖などの異常は少ないのですが、同じ体重でも内臓脂肪型は血圧、脂質、血糖の異常を持っていることが多いです。 内臓脂肪型肥満はしばしば高尿酸結症を伴います。これも”食べ過ぎ”の目安になります。 日本の女性は世界一の長寿ですが、寝たきりになる方も少なくないそうです。寝たきりの原因のひとつは高血圧による脳卒中、もうひとつは骨粗しょう症による骨折
メタボの高血圧治療
インスリン抵抗性があるためARBやαβブロッカーがよいといわれています。
メタボの糖尿病治療
インスリン抵抗性改善薬やメトホルミンが心筋梗塞を予防するといわれています。
メタボの高脂血症治療
中性脂肪の高値やHDL低値はインスリン抵抗性と関連するので、フィブラート系の薬がいいといわれています。脂肪肝の治療にはゼチーアがいいといわれています。
<簡単な内臓肥満の調べ方>
立っておなかか出ていても仰向けに寝て、おなかが平らになるようでしたら、皮下脂肪型です。寝てもおなかが出てるようでしたら、内臓肥満の可能性が高いです。