巻き爪
巻き爪で爪の横が痛んでくるとついつい爪を深く切ってしまいますが、巻き爪の予防は、爪をしっかり伸ばすことです。爪は骨の代わりでもあるので、しっかり指先まで伸ばしましょう。確かに爪の横が腫れてきて外科をおとづれると爪の横を切るのですが、それは膿を出すための一時的な処置であり、炎症が治まったら爪をしっかり伸ばさなくてはなりません
なぜ深爪をしてはいけないのでしょうか?爪がなくなった部分の皮膚は障害物が無いので少し盛り上がってきます。爪が伸びようとしたとき盛り上がった皮膚に当たって前に伸びることができないため横方向に伸びて、巻いていくといわれています。また、指先のきつい靴を履いても同じようなことが起こるといわれています。靴はなるべく指先の広いもので中で指が少し“パー”できるものがいいでしょう。
巻き爪の治療は外科と皮膚科で異なります。外科では巻いている部分の爪を根元の爪床と一緒に取ってしまいます。爪床は取らずにフェノールという薬液で焼く方法もあります。皮膚科ではワイヤーで矯正します。歯の強制のように何ヶ月もかかるようです。どちらの方法がいいのかはわかりませんが、当院では外科的治療を行っています。