風邪は万病のもと?
“風邪は万病のもと“と言われます。風邪からいろんな病気が発症するのではなく、いろいろな病気の初期症状が風邪に似ていると言うことです。では、”その症状は風邪によるものです“と確定診断できればほかの病気の初期症状と区別できるはずですよね。ところが、風邪の多くの原因はウイルスでありその種類だけでも200種類以上あると言われています。ですから、風邪だと診断するためには200種類以上の検査をしなくてはなりません。そのため、風邪は症状診断を行います。咳やのどの痛み、あるいは食あたりの覚えがないのに腹痛や下痢をおこすなど、”風邪のような症状ですね“ということが診断になります。なおかつ症状にあわせた対症療法を行って直りが悪い場合に初めて”ほかの病気の初期症状“ かも知れないと考えるのです。
風邪を治すには薬できっちり症状を抑えて、十分な休養と加湿をすることが大事です。決して薬で治るものではないので、薬を過信しないようにしましょう。