高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

自宅で血圧を測りましょう。

 仮面高血圧という高血圧があります。
仮面高血圧とは病院の外来で測る血圧は正常なのに、家庭で測る血圧が意外に高いことを言います。家庭で朝食前に血圧を計ると高いのですが、病院で朝10時ごろ測ると「正常ですね」と言われることがあります。しかし、実際は高血圧症などで治療を要するのです。
 上記のように、朝の早い時間帯に血圧が高いのを「早朝高血圧」と言います。これには二つのタイプがあり、夜間から朝まで寝ている間じゅう血圧が高い‘夜間持続型’と、起床してから急に高くなる‘早朝上昇型’があります。特に、夜の間じゅう血圧が高いタイプは動脈硬化や心肥大が進行しやすいのです。いずれにしろ、この早朝高血圧により早朝の6~8時に脳卒中や心筋梗塞が多発することが知られています。
仮面高血圧はこうした早朝高血圧の他に、ヘビースモーカーやストレスの多い方にも見受けられます。病院では喫煙できませんから血圧を測る際は平生より低めにでます。また、会社でストレスが多い方も病院ではリラックスしますから低くなります。そのため、実際は高いのに低く測定されます。この他に、降圧剤の治療を受けている方も、通常は朝一回の服用ですから、午前中の外来では薬が効いています。コントロールが出来ていると診断されますが、実際は日中や夜間に血圧が高くなっている可能性があります。不十分な治療例は、治療がうまくいっている方より脳卒中や心筋梗塞の発症頻度が3倍も高くなります。ですから、どうしても家庭での血圧測定が必要になってくるのです。あまり頻繁に測るのもどうかと思いますので、朝食前(さらには就眠前)の1~2回がよいでしょう。

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