貧血?立ちくらみ?
一般的に”貧血を起こした”と言われているものの多くは起立性低血圧(立ちくらみ)です。風呂上りなどで急に立ち上がったとき、目の前が真っ暗になって冷や汗をかいた経験はありませんか?これは、急に立ち上がったときに脳への血液の供給が間に合わず一時的な脳の虚血を起こすための症状です。医学的な貧血とは異なります。
医学的に貧血とは血液中の赤血球が減っている状態です。出血など急に減った場合は血圧が下がったりして症状がありますが、徐々に進行した場合は自覚症状のないことが多いです。かなり進行した場合は動くと息切れがしたり、慢性的に倦怠感を起こしたりします。貧血があるかどうかは“あっかんべー”をして、下まぶたの内側の色で判断できます。ピンク色なら正常ですが、白っぽくなっている場合は貧血を起こしているかもしれません。