塗り薬の重ね塗りがとんでもないことに。。。。。
転院してきた患者さんはまず全身の状況をチェックされます。足はむくんでないか、褥瘡は出来ていないかなど報告書と違う内容も良くあるため、念入りにチェックするのです。
そのときに、足の指が壊死を起こしているかもしれないという話が出ました。ところが、念入りに吹いてあげると、変色した皮膚だと思ったものがぽろっと外れ、下からきれいな皮膚が出てきたのです。
実は、塗り薬の重ね塗りが原因だったのです。前日に塗った塗り薬をしっかり落とさないで上から塗ると、そんなことになります。特に、色のついた軟膏は皮膚の変色と勘違いされるのです。
塗り薬については前に塗ったものをしっかり落としてから新たに塗らないとならないのに、そういった説明がされていないので、重ね塗りをされている場合が良くあります。
特に、入浴されていない人には注意が必要です。重ね塗りが皮膚の状態を悪化させることもあるので、本当に注意してください。