血糖値にかかわる内服薬や注射薬 病気のときはどうするのか
血糖値を下げる薬を使っている場合、病気になったとき(シックデイ)の対応が重要です。病気になったときとは、風邪をひいて高熱が出たときや、嘔吐や下痢で食事が取れないときのことです。
食事が取れないから、血糖を下げる薬は必要ないだろうということは予測がつきますが、毎日習慣的に飲んでいるとついうっかり飲んでしまったなどということもあると思います。
多くの内服薬は食後に飲むように指示されているので、食事が取れなかった飲まない方も居るでしょう。注射はどうでしょうか?食事前という指示のものも多いので、食事が摂れなければ打たないのかもしれません。
ところが、血糖変動が多い人は高熱や下痢などのストレスで食べていなくても、血糖値が上がってしまうという事態になります。それで、インスリン注射をしている方は、基礎インスリン(一日一回打つタイプ)だけは続けたほうがいいといわれています。
インスリンを打たれている方は自己血糖測定をしているので、おかしいなと思ったら血糖値を測ったほうがいいでしょう。いずれにせよ、脱水が一番良くないので、水分だけは十分に摂る必要があるでしょう。