新しいインスリン製剤ができました
持効型という基礎インスリンの補充に使うインスリンで新しいタイプが出て、今までよりより安定した作用が期待できるようになりました。今までのものは、日によって効き方が違ったり、一日のうちで効き方が違ったりしていたのですが、今回のものは違います。
注射をいやがる方は多いのですが、案外最初に注射を導入すると、後々の治療が楽になるようです。私が勧める注射薬の代表はインクレチンの注射なので、低血糖になることはありません。
それをベースにして、足りない分は基礎インシュリンを追加したり、尿から出していく薬を追加します。今まで、複数の内服薬でうまくいかなかった方もこういった方法で非常にシンプルな治療方法に帰られます。
注射も、一生打つのではなくてある時期は内服薬で注射を休憩できると思います。現在、私自身で試してみています。3年以上注射を打ってきましたが、内服薬に変えるとかなり楽になります。
ただ、今試しているのは新薬なので、3ヶ月ぐらいしたら、注射に戻すつもりです。若干血糖値の下がりが悪いので、内服も倍に増やさないとならないだろうし、長期使うのはどうかなって思うからです。
糖尿病治療は、いろんな選択肢が出てきたので、かなり楽になりました。ダイエットしたい人は、糖尿病になってしまう方が楽にダイエットできるんですから驚きますね。