運転手の意識消失の現状について
バスの運転手の意識消失の問題についての報道を見ました。検診を受けて異常はなくても、意識消失を起こさないという確証にはなりません。睡眠時無呼吸症候群の検査と24時間血糖の検査が必要だと思います。
特に、糖尿病治療を受けていて、インスリンやSU剤を使っている場合は、24時間血糖測定を必須にすべきだと思います。転院してくる患者の糖尿病治療を見ていても、何故こんなに薬を使っているのだろうって言うものがたくさんあります。
ほとんどが、治療変更によって血糖が安定し出すのですが、転院してきたときは大概めちゃくちゃです。病院では7点ターゲスというものをします。一日7回血糖値を測定するのです。それにより、夜間低血糖の有無などを判断します。
7点ターゲスは、日常生活をしていても行える検査です。ただ、結果の読み方が難しいので、検査をしたら良いって言うものではありません。糖負荷試験についても、結果の判断が難しいので、検査を受ければ良いというものではありません。
でも、24時間血糖は、誰が見ても結果は明らかなので、もっと普及させるべきなのです。ところが、保険請求できる施設の縛りが強すぎて、なかなか普及しないのが現状です。うちでは、自費になりますが、検査を受けられます。入院しなくても出来るのですから、もっと多くの人に受けてほしいものです。