チラシができました
シカゴロックでフランコという友人のミュージシャンの演奏があります。ニュージーランド人の友人で、1年半前の約束でした。やっと約束を果たすことができるのです。彼はマオリ人で、オークランドのバーで演奏していました。港に近いそのバーは、オープンバーで、歩道にも机やいすがたくさん出されています。おととしの夏は、東京のカップルと一緒だったのですが、港が見えるレストランで食事をした後、踊りたいなとおっしゃいました。
男性は結構年配でしたが、彼女づれでした。何度か離婚したようで、もう結婚はしないようなことをおっしゃってました。彼女のほうは、つれそいに早くに先立たれたようです。二人は、本当に楽しそうでした。年配になっても、そんな恋愛ができるんだなあと思っていました。バーは前から知っていたのですが、踊れるかわかりませんでした。現地の方が楽しそうに過ごしていたので、旅行者が入ってもいいのかなと思っていました。
バーに行きましょうかといって、カップルと中に入ったら、フランコたちが演奏していたのです。フロアーでは踊ってる人もいました。流れている曲は、ニュージーランドの曲かなと思って聞いていました。飲み物を頼んで手元に来たころには、カップルは踊り出していて、来い来いってジェスチャーをしていました。私も、踊るのは好きなので、参加しだすと、現地の方が、こうするんだよって感じで、ふりを教えてくれます。
知らない曲でも、乗れるものですね。。。気持ちよく踊ってると、今度はコーラスです。何を言ってるのかよくわからないまま、現地の人が、言葉を教えてくれて、一緒に歌っていました。聞いたことがある曲も流れ、たぶんアメリカの音楽だったと思います。有名な曲なので、みんな盛り上がりました。結構長く踊っていたと思います。
演奏が終わって、バーテンダーさんに、彼らに飲み物をおごりたいと言いました。彼らに聞いてくれて、確かバーボンだったと思います、彼らに届けてくれました。連絡したいからとバーテンダーに言うと、フランコを紹介してくれて、メールアドレスをくれました。
酔っ払って、連絡先をもらうことは多かったのですが、その後連絡が取れることはめったにありませんでした。ところが、日本に戻ってメールを打つと、彼から返事が来たのです。その後は、ニュージーランドに住む友人を介してメールのやり取りをしていました。私は、英語は苦手なので、友人に間に入ってもらっていたのです。日本に来たいと言っていました。ニュージーランド人は、日本が大好きですからね。。少し待ってて、今忙しいからと言いながら、1年が過ぎ、オークランドで再会できたら話を進めようって伝えてもらっていました。
オークランドは、乗り継ぎのために立ち寄るだけなので、旅行の最終日になるのですが、フランコは昼間マオリの何かの会に出ていたそうで、それに来てくれないかという話でした。でも、飛行機の時間は遅い目だったので、間に合いません。それならと、夕方にホテルまで会いに来てくれました。再会は短時間でした。でも、必ず約束は果たすからねと別れたのです。わたしは、あのバーで彼らの演奏を再び見たかったのですが、バーを訪れるとつぶれたのでしょうか?閉鎖されていました。
シカゴロックは、南森町のブルースバーです。私の友人の脳外科医がそこのアドバイザーか何かしています。彼に誘われて、何度かバーに行き、マスター夫妻とも仲良くさせていただいています。それで、彼らのことも早くから話していたら、ライブしていいよと言ってくれていました。シカゴロックでは、いろんな人がやってきてセッションで演奏しています。ライブとして決まったものもありますが、それ以外でも、いろんな人がぷらっと演奏するんですよ。NHKのドラマの撮影にも使われました。大阪ラブ&ソウルというものです。11月6日に放映されたようです。音楽には国籍はないというような話のようです。私はまだ見ていないのですが、今から見てみようと思います。
是非、シカゴロックに来て、フランコたちに会ってみてください。彼らの音楽は、マオリという民族性もあり、何か日本人にもつながるものを感じます。いい音楽を聴いてほしい、そう思って彼らを日本に呼んだのです。