アナフィラクトイド紫斑というものを知りました
足の発疹で相談されていました。かゆみがないと言うので?だったのですが、とりあえずセレスタミンを出してみました。ところがよくならないし、増えてきたというので、知り合いの皮膚科を紹介しました。発疹の相談の際、足の痛みも訴えていたのですが、すぐ良くなったそうです。
皮膚科受診の報告のさい、再び足の痛みと腫れ、手の痛みやしびれの訴えもありました。リウマチを疑って整形外科を紹介しました。整形外科の先生には、発疹もあるので、自己免疫疾患かもしれないと書いていました。
整形外科からはリウマチではないが、リウマチの初期症状に一致してると連絡が来て、発疹が増えているようだと連絡した皮膚科からは、アナフィラクトイド紫斑だと思うので、急いで受診してもらってほしいと連絡が来ました。
アナフィラクトイド紫斑という病名は知らなかったのですが、調べてみると納得がいきました。関節痛や腹痛も合併するようで、訴えのあった患者さんの症状と合致するのです。
最終的に、皮膚科中心で治療をすることになりました。この話をあるスタッフにすると、私たちが習ったころになかった病名が増えてますよねと言われました。同年代なので、そうだなあと思いました。知らないことは、すぐにネットで調べるようにしていますが、それでも追い付かないこともたくさんあります。
患者さんから学ぶ。それが医者の生涯の仕事だと思います。