軽い喘息と思っている方、要注意です
職場で知り合ったスタッフなのですが、猫背がひどかったので接骨院を紹介しました。もともと、管楽器を吹いていたので、そのせいで猫背になったのかと思っていました。接骨院ではマシーントレーニングがあるので、姿勢矯正をしてくれて、少しいい感じになってきました。
軽い喘息があるけど、実家に帰るとひどい発作が出ると言うので、最近知った喘息の専門の先生を紹介しました。ところが、ひどい喘息だったのです。治療が始まると、顔のむくみが取れました。ご主人には声が微妙に変わったと言われたそうです。気道狭窄が常にあったために、顔にむくみが出ていたようです。
聴診では喘息の様な狭窄音は出てないのですが、主気管支が常にけいれんの様なものを起こし、細くなっていたのです。スパイロという呼吸の検査の間で気管支拡張剤を吸ったそうです。そうすると1秒率という気道狭窄の値が一気に良くなったのです。
呼吸器疾患は特殊な検査が必要になるので、専門の先生を紹介するようにしています。最近は、開業している後輩にお願いしていましたが、第一線を離れてしまっているので、あまり頼りになりませんでした。ところが、知り合いの方からの情報で、意外と近所に専門の先生がいるとわかったのです。
患者としてかかってきた人からの情報はとても為になります。今回紹介したスタッフもとてもいい評価をしていました。喘息は死に至る病気です。大したことないと思っていても、ひどい場合があります。スタッフも子供のころからなので、そんなものだと思っていたそうです。
ところが、ちゃんと治療を始めたら、世界が変わったそうです。こんなに楽だったんだって。何人かの医者にかかっていたようですが、ひどい先生は喘息じゃないんじゃないかって言ったそうです。無知とは恐ろしいものです。彼女はこのお盆は楽しい帰省になるでしょうね。