糖尿病の勉強会に行ってきました
糖尿病治療については、この数年間でかなり変化してきています。
冒頭で演者が話したのは、血糖値にとらわれることなく合併症予防と低血糖予防に努めないとなりませんという言葉でした。腎機能にどれだけの余力があるか、年齢がいくつなのかによって、治療方針はかなり変化します。職業、生活パターンによっても治療方針は変えないとなりません。
昨日も変な治療を聞きました。持効型インスリンという一日一回打つインスリンを1日4回打つように指示されたという話です。強化インスリン療法は1日4回打ちますが、3回は食事ごとに上がってしまう血糖値を抑えるために打つので、短時間で効くものでなければなりません。ところが、24時間効くものを4回に分けて打つなんて、痛いだけじゃないですか。。。
内科の先生だけど、内分泌専門の先生じゃないからと言ってました。????ですね。私は外科医ですが、インスリンのうち方は知っていますよ。医者であれば、何科であっても知らなくてはなりません。主治医の先生に、どういう理由でそういった打ち方をするのか聞いてみるようにアドバイスしました。どこかの文献に、そういったやり方がいいと書いてあったのか聞いてきてもらうつもりです。