心エコーの勉強が終了しました
桜橋渡辺病院のご厚意で、心エコーの見学に行ってました。3回の見学で、いろんな疾患を見せていただけました。検査室では、単に依頼された検査をするのではなく、心電図や胸部レントゲンなど、他の検査の情報を十分集めたうえで、患者さんの症状も聞いて、どこを重点的に見たらいいか考えてから検査をしていました。
よくありがちなのが、ルーチンワークとしてエコーを取ってしまうことです。計測に徹すれば、ある程度の診断はできます。でも、それでは今起こっていることを評価することができません。計測値が低くても、その人にとっては軽快している判断もできます。そういったことをちゃんと見ているのはとてもすごいことでした。
紹介患者さんを送り出すとき、紹介先の医療機関の内情を知っているのはとても重要なことです。それを知らずに、単に有名だからと行かせたくはないからです。医者がいくら実力があっても、それを支えるパラメディカルがしっかりしていないと、いい結果が出ないのです。
医者は、パラメディカルに支えられているし、しっかりしたパラメディカルが育つには、医者がしっかりしていないとなりません。今回の見学は、とても有意義な時間になりました。
心エコーの技術はまだまだなので、老人病院でもう少し悩んでから、再び見学に行こうと思っています。そうすることで、新たに見えてくることがあるからです。
紹介もなく、突然お願いして見学に行ったのですが、本当に快く受け入れてくれてありがたかったです。