天神祭は花火じゃないんです
天神祭が終わりました。天神さんが、地元を見て回る祭りだそうです。長い行列が老松通りを通っていきます。3時に天神さんを出発するそうです。先頭の集団の中で、房のようなものを振り回している人の目には、ものすごい気迫を感じました。そのあとで、傘を持っている人は、優しそうな笑顔で、きれいな踊りを披露されていました。たくさんの子供たちも、暑い中で必死で踊って、大人たちが氷を頬張らせていました。
馬は、白馬がいたのですが、今年は黒い馬に変わっていました。そばにいたおじさんの話では、高齢だったそうです。最後にみこしが2台。担ぎ手の形相は、ものすごいです。長い行列を見終わったら、なんだか気持ちがすっきりします。テレビは、花火ばかり見せますが、最後に天満宮に神輿が戻っていく場面は、本当に荘厳です。町全体が、神様の恩恵にあずかれる日だと思います。
近くにいたおじさんが話していました。神輿の担ぎ手は、やくざだったと。でも、警察が入ってきて排除したから、2年間止まってしまったんだと。あんなもの、素人には担げないって。そのそばにいた男の人は、布団太鼓を担いでいたそうです。堺の祭りです。かつぎ手の肩は、膨らんでいるそうです。腫れてしまうんでしょうね。天神祭では、警察は見て見ぬふりになったそうです。だから、神輿の担ぎ手は、浴衣を脱いだらみんな入れ墨が入っていると言ってました。
本当のことかどうかはわかりません。でも、この暑い中で長い時間行列の中で神輿を担ぐのは、本当に大変なことです。私は、なんとなく、血圧あがってないでしょうねって思いながら見ていました。沿道に椅子を出して眺めていたおばあさんが、本当にうれしそうだったのが印象的でした。祭りを見るために、いつまでも元気でいるんでしょうね。