ひどい自費診療
ひどい自費診療の話を聞きました。産婦人科の女医のところでは、乳がん検診が1万円以上するそうです。
乳がん検診は、若い人には触診と乳腺エコーが常識です。何か症状があれば、保険は適応されます。保険適応になれば、1500円ほどで済むはずです。それ以前に、乳がんの専門ではない産婦人科が、自費でそんな高額な検診していいんでしょうか?乳がんは、もともと外科で扱ってきましたし、今も手術になれば外科が行っています。産婦人科は全く専門ではないんです。
なぜそんなことが、当たり前になるかというと、患者さんたちの意識です。乳房のことは、産婦人科だと勝手に思っています。これは明らかに勉強不足ですよ。勉強しないで、ぼったくられるのであれば仕方ありませんね。
それ以外にも、自費診療には落とし穴がいっぱいあります。肛門疾患の手術です。20-30万円とっているそうです。でも、簡単な手術なら、保険診療では、1万円程度の請求になるので、他にいろんなことを追加しても本人負担は、Ⅰ-2万円になります。なぜ、そんな高額請求しているのでしょうか?国が悪いからですよ。肛門疾患の手術には、ものすごく安い設定しかないからです。
肛門の診療では、便を見ないとならないことは、日常です。だから、やろうと言う医者は少ないのです。一方で、婦人科はどうでしょうか?同じおまたの病気でも、もう少しきれいな場所です。ところが、これに関しては医者のバイト料も高いし、婦人科は平気で膣内エコーをしますから、保険診療であっても一人単価が高くなります。エコーどころか、勝手にがん検診までされますよ。
料金を聞かされずに行われた、エコーとがん検診は、支払う必要はありませんよ。がんのほうは、心配であれば支払ったらいいでしょうが、エコーは支払う義務はないと思います。私も、毎年婦人科にかかっていますが、保険診療でもなぜこんなに高いのかとびっくりします。説明もないまま、エコーとがん検診を勝手にされて、保険診療であっても万札が出ますからね。
肛門疾患は、消化管の一部なので食生活指導も必要です。ところが、国は生活習慣病としていないので、何の加算も付きません。一方で、食べ過ぎでなってる高脂血症や、高血圧、糖尿病は加算がつくんです。多くは、自分の管理不行き届きでなってるのに、なぜ加算までつくんでしょうね。本人負担も増えますが、医者はもうかりますよ。自分で悪くした人を見ていれば、いつまでたってもよくなるはずがないので、いつまでたっても通院してもらって、医者側は儲かりますってことです。
儲かるんだったら、治しませんよね。実際は、やり方によったら治せるんです。でも、治したらもうからないから治さないんでしょう。すべて、国の考えが間違っているからこんなことになっているんですよ。
ほとんどの病気は、人間が作り出しています。本人に責任があるんです。本人に責任がある病気は、保険が効かないようにして、本人努力させたらいいんじゃないでしょうか?