高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

窓口をしている医者がいるって知ってます?

手術症例を集めるために、窓口だけをしている医者がいるって知ってますか?実際には自分は手術する技術はないので、手術適応かどうかを判断するだけの医者です。私も、脳外科の病院にいた時はそういう役割をしていました。腕のいい脳外科医たちに手術をさせたいから、救急をとことん取って手術症例を見つけて行くのです。でも、そうするためには手術にも立ち会ったり、カンファレンスに出たりと脳外科医と同じように行動します。

どんな症例なら手術でよくなるのか?どんな症例は手術しても無駄なのか?そういったことも見極めて行きます。患者さんには、手術したらどうなるかの十分な説明をしてあげないとならないので、リハビリにも言って見学をします。脳が原因と思って救急搬送される患者さんのうち9割がたは、脳以外が原因なので、それを見極めていち早く専門病院に送る必要があります。脳だと思っても、手術適応じゃない場合は、脳外科医の手を煩わせることなく、私たちのようななんでも屋が引き受けて行きます。

そうやって、専門病院は回転していくのです。重要なことは、地域からも紹介をしてもらうことです。でも、何でも受け入れるわけにいかないので、地域の先生にも手術適応のある患者の見極め方を学んでもらいます。そのために、報告書と言うのはかなり詳しく書いていきます。そういうことをしていかないと、手術設備を整えた専門病院は、経営していけないのです。

こういった考え方は、地域で総合病院を作るという考え方になります。地域の専門病院が連携すれば、大学病院以上の総合病院ができます。開業医の連携でもそうです。特殊技術を持った医者が連携すれば、開業医だけでも、大学病院以上のものが作れるのです。

大学病院が一番いいと思ってる方がいらっしゃいますが、それは間違いです。単に学生の教育機関なので、優秀な医者は逆に少ないと思ってください。特に、関連病院に出せないようなできの悪い医者も大学病院にとどまってることは予想しておいたほうがいいでしょう。

手術の窓口をしている医者が、単なる症例集めの医者なのか本当に患者さんのためを思ってやってるのか見極めるには、手術のやり方を詳しく聞けばいいと思います。あるいは手術後のことです。どれぐらい時間がかかるのか、どこに麻酔を打つのか、切る道具ってどんなものか。。。。そんなことを詳しく聞いていれば、手術の現場を想像しながら説明しているかどうかはすぐわかります。”先生がやってくれないのですか?”この質問は、もちろん重要です。”なぜ先生はやってくれないのですか?”そこまで問い詰めてみましょう。

どこに腕のいい医者がいるのか?それは、医者であってもわかりにくいのです。専門が違うと情報もないし、大学が違うともっとわかりません。そういったとき、私は患者になって受診してみますけどね。。。医者だと言うことは、隠して受診してみるんです。そうするといろんなことが見えてくるんですよ。

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