最近、外国の方が時々お見えになります
一時中国の方が多かったのですが、最近はロシアの方が来られるようになりました。クリニックでは、外国人対応をしていこうと英語の勉強も始めていますが、ロシアの方となると英語はどうなんでしょう?みなさん日本語がお上手で、日本語の冊子も読めるとおっしゃるので、助かっていますが。。。。
また、中国の医師の研修の話も来ています。中国では、日本の医療の見学をして終了書のようなものをもらえるのがありがたいそうです。留学ではないので、2泊3日で済ます程度のものらしいのですが、希望される見学をどう用意するかが課題になっています。
中国の方と言うと、あまりいい印象がないと言われる方もあります。中国人は約束を守らない傾向にあるからです。同じビルにも中国の方の会社があったようですが、あまりよくなかったようです。でも、中国にビジネスで進出しようとしている方は多いと聞きます。人口が多い国なので、何かが当たればすごい儲け話になるのでしょうね。
外国の方が増えると、クリニックでも必要な備品を増やす必要が出て行きました。からだが大きい方たちには、検査器具も大きくしないとならないからです。また、ひとり海外の人が来られるとスタッフも増員が必要なくらい時間がかかります。日本人と違って、的確な説明が必要になってくるからです。
なぜロシアの方が来られるようになったのかはわかりませんが、クリニックの患者さんにロシア貿易にかかわっておられる方もいますし、スタッフ側でもロシアとの貿易に関心があって、その患者さんにいろいろ相談しているものもいます。そんなところから増えてきたのかなあと思います。
過去にもこんなことがありました。知的障害者の患者さんを一人見ると、作業所での評判がよくなり他にも同様の患者さんが増えてきたこと。また、保育所から紹介されたと言われ、どこの小児科でも見はなされたという子供を連れてこられたお母さんもいました。子供さんは、多動症だったのでとても時間がかかったのです。忙しい小児科では相手をする暇がなかったのでしょうか?
聴覚障害の方が来られても大変です。筆談になるので時間がかかるのです。でも、そういった患者さんにも安心して医療を受けてほしいと考えています。ところが、時間がかかるそういった患者さんを受け入れても、なんの補助もないのも現状です。保険診療と言う限られた料金で対応しているのだから、補助してくれてもいいと思うんですけどね。。。
現場ではいろんな問題点が日々発生します。でも、それをフィードバックする場所がありません。最近航空機事故の事故調査委員会の番組を何度か見る機会がありました。1年ぐらいかけて、あらゆる可能性を考えて、それを世間に公表するのです。そういった場所が、なぜ医療にはないのか?小さい医療過誤は日々起きているわけで、そういったことも検討すべきだと思うんです。航空機事故なら多数の死者が出るけど、医療なら複数になることはないからなのでしょうね。
どうしたらよくなっていくのか?そんなことを日々悩みながら診療をしています。