ルナクリニックの見学に行ってきました
骨盤底筋群の体操の見学を2か月前にお願いしていたのですが、ようやく看護師とともに伺うことができました。私は、主に院長の外来と手術を見学し、看護師は骨盤底筋群の体操や、カウンセリングを見学させていただきました。
院長も素敵な方でしたが、周りのスタッフがたが、とてもいい雰囲気で、女ばかりで頑張っているんだなあと思いました。女医さんも3人いらっしゃるようで、乳がん関係だけが、男性医師だそうです。泌尿器科中心に女性の疾患を扱っておられるので、私が目指しているものをすでに達成されていると感じました。また、私には不足していた、泌尿器科の知識を学ぶことができ、とても充実した二日間でした。
横浜と大阪で連携を始めて行くことにしました。泌尿器科の手術は、微妙な調整が必要なようなので、私のほうですべきではないと思ったからです。また、漢方薬を自由に使いこなす院長の診療は、他にはまねできないと思いました。一度の見学では、すべてのことはわからないので、春になったら、月に一度お邪魔することにしました。
冬の間は、スノーボードで忙しいので、春になってから、じっくり勉強を始めます。
横浜は、乳がんの時代から縁があった場所です。横浜市立大学に乳がんを扱ってる女医さんがいたはずなのです。名前も覚えていませんが、私より先輩だったと思います。乳がんは、少人数の外科医しか扱っていませんでした。外科の中では、嫌がられる分野だったからです。外科には女医もいましたが、女医もしたがらない分野だったのです。そのため、乳がん学会になる前の乳がん研究会は、アットホームな学会で、私も毎年発表をしていました。
乳がん専門医を作りたいという願いから、研究会は学会へと変貌を遂げました。でも、そのせいで巨大化した学会には、アットホームさはなく、昔から乳がんを扱ってきた者にとっては、何をしようとしているのか意味がわからないと離れて行く医者も多くいます。私もその一人です。女性の疾患を扱う学会なのに、女医への配慮は全くありません。そんな学会に敬意を表するつもりなど毛頭ないってわけです。
横浜と大阪で連携していって、骨盤底臓器と乳腺をひっくるめた、女性科を設立しようと思います。小さな会から始めて行って、アットホームで思いやりのある医療をやっていこうと思います。