高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

乳がん再発のリスクの検査 Oncotype DX

ニューヨークの照射に勤める友人から、Oncotype DXと言う検査について聞きました。乳がんの再発のリスクがわかる検査で、不必要な抗がん剤治療も判定できるようです。すでに、SRLと言う検査会社に入っているのですが、調べてみると自費で45万円もします。友人には、日本で普及させてほしいと言われたのですが、自費では難しいと思います。

彼から、大量に渡された資料の中には、写真入りで患者さんの感謝の声の資料がありました。彼はそれを見て是非とも日本で広めたらいいと思ったようです。彼の父親も医者で、お兄さんが継いでおられるようです。しかし、がん診療の現場のことはあまりご存じなかったようです。

アメリカでこの検査が保険適応になってるのかどうかはわかりませんが、少なくとも日本の10倍の医療費がかかる国ですから、45万円と言っても高いとは思わないのだと思います。抗がん剤治療は、1年間一人のがん患者を生かすのに600万かかると言われています。でも、日本では保険が効きますし、ある程度以上の支払いが生じた場合は、高額医療で戻ってくるので、実際の患者さん負担は月83,400円になるようです。これを単純に10倍しても83万円、それなら45万円の検査も受けるでしょう。

厚労省は、医療費を削減したいわけで、それなら不必要な抗がん剤治療を減らせる可能性のある検査は、いち早く保険診療にすべきなのではないでしょうか?なぜそうしないのか。。。。

ワシントンDCとニューヨークに行って感じましたが、アメリカでもニュージーランドと同様に政治の中心とビジネスの中心が分離されています。ワシントンDCはホワイトハウスやペンタゴンもあり、軍事の中心でもあります。アムトラックと言う新幹線のような特急で、3時間半です。東京と大阪ぐらいの距離です。なぜ、日本は何でもかんでも東京の一極集中なのか?そのせいで、政治とビジネスの癒着が生まれていると誰しも言っています。

今、大阪では府知事と市長の同時選挙がおこなわれています。この選挙で、大阪はいい方向に向くのでしょうか?北海道から、常勤できてもらえないかと言うメールが来ましたが、私は大阪にこだわります。大阪だけでも、医療をよくしようとスタッフとともに、闘い続けます。

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