チェルノブイリ原発事故
チェルノブイリ原発事故の話をディスカバリーというチャンネルで見ました。事故当初に鎮火させようとして、多くの若者が放射線障害でなくなっていたと知りました。そのあとも、砦で囲んでしまうまで、軍隊から民間人まで、多くの人が犠牲になったことを知りました。
大半の人は、放射線による障害を知らずに働いたようです。何とかしないと、国が危ない、世界が危ないと必死だったようです。事故から20年たって作られた、その番組は本当にびっくりする話ばかりでした。最後には、戦争などしている場合ではないとロシアは核爆弾を放棄したそうです。核の恐ろしさが分かったからなのでしょう。
私は、原発がいいのか悪いのかはわかりません。でも、どんなことでも、事故は起きます。いくら事故を未然に防ごうとしても、人災で起きるのですから、どうしようもないと思います。医療でも同じです。ひとりのミスではなくて、複数のミスが重なって事故が起きます。人の命がかかわることであれば、極力避けなければならないことですが、人がかかわる限り必ず起こることだと思います。
チェルノブイリは、軍隊があったから、おさまったのだと思いました。社会主義の国だったから、国を挙げてなんとかできたんだと思います。資本主義の国であれば、どうなっていたでしょうか?多くの若者が、特攻隊のように現場の鎮火に向かって命を失ったのですから、この教訓は必ず他で生かさないとならないと思います。
がんを長く扱っていたので、多くの人の死に対面してきました。でも、人の死を無駄にしてはいけないという思いも、ずっと持ってきました。そんな中で、人は必ずダイイングメッセージを残すことも知ってきました。それを理解するかどうかは、残された人に託されています。いぬやねこなどのペットでも同じことが言えると思います。なくなる時期、タイミング、そういったことで何かを伝えようとしていると思います。
生き残った者たちは、そのことを十分考えないとならないでしょうね。