最近、キレやすくなっていませんか?
頭がぼーっとして集中力が無かったり、無気力になっていませんか?そんな時チョコレートやあめ玉を食べるとほっとしたりしていませんか?低血糖になっているかもしれません。高血糖は糖尿病でよくない病気だと知っている方は多いですが、低血糖は生活習慣から来ている病気の手前の状態です。普段から、お菓子や、ジュースなど、消化がよくて、当分の多いものばかり食べていると反応性低血糖になります。
低血糖になると一番最初に影響を受けるのは脳の活動です。エネルギー不足により、ぼーっとしたり、集中力が泣く無気力になります。さらに悪化すると冷や汗が出たり、手が震えてきます。このとき、あめ玉など糖分の多いものを食べるとすっと元気になる場合、低血糖の可能性があります。
なぜ甘いものを食べて低血糖になるのでしょうか?糖分が多く吸収の早いものを食べると血糖値は上昇します。血糖値を正常に下げようとすい臓からインシュリンが大量に分泌されます。そういうことが繰り返されるとすい臓がうまく機能しなくなり少しの糖分でも大量のインシュリンを分泌してしまい、必要以上に血糖値を下げてしまうことになります。低血糖になると今度は体が血糖値をあげようとアドレナリンと言う攻撃ホルモンを分泌します。アドレナリンが出ると頭がカッカッとして、食欲がわいてきて攻撃的になります。おなかが空いたらいらいらするというのはこのホルモンによるものです。
低血糖を起こしているかどうかは糖負荷試験(OGTT)という採血検査でわかります。
低血糖は食生活の改善でよくなります。3度の食事は食物繊維やお肉などのたんぱく質などをバランスよく取りましょう。カロリーが同じだからとポテトチップスやチョコレートなど消化のよいものばかり食べるのはよくありません。特に子供さんが切れやすくなってるようでしたが、まずは食事の改善をして見ましょう。