フットケアを受けてみました
関連施設のハーバルにやっとドイツ製のフットケアのための機械が入ったので、さっそく自分で受けてきました。足の爪を他人に触られるというのは、なんとなく不安を感じるものだと初めてわかりました。
陥入爪や爪白癬を扱ってきたので、患者さんの爪を切ることは多かったのですが、自分の爪を他人に切ってもらうことは今までありませんでした。いい経験ですね。爪自体も磨いていただいたので、足がとってもきれいになりました。
陥入爪の場合、爪の真ん中を薄くすることで、陥入爪の進行を抑えることができるそうです。陥入爪は、爪が前方へ伸びなくなったために、横方向へ伸びていく状態なので、前に伸びやすくしてやることで、よくなるだろうということは予測できます。また、指の裏で、土を踏んでいない方に起こりやすいそうです。なるほど、爪にストレスを与えていないから、爪がまいてくるわけですね。
フットケアは、主に糖尿病の患者さんにやっていく予定です。元々、阪大の看護師外来で始めたことだそうです。糖尿病の患者さんは、足の指の感染から、下肢切断に至ってしまうので、些細な感染でも、本当に気をつけないとならないからです。
爪白癬にもいい効果があるようで、爪を薄く削ってしまえば、塗り薬の効き目もよくなるようです。爪白癬には、いい内服薬が出ていますが、抗菌薬なので、胃腸障害、肝障害を起こしがちです。なので、内服しなくていい治療があれば、本当に楽になりますから。
ハーバルは、改装中で、近いうちリニューアルオープンします。化粧品開発も行っていますので、皮膚に優しいせっけんや、アトピーの保湿にいバームなども取り扱っています。クリニックでは、内部に医療売店を作ろうとしていましたが、どうも今の規制では、内部に作ることができないようで、大幅に計画見直しが必要になりました。当面は、商品販売は、ハーバルで行ってもらうことにしたのです。
長年、皮膚や爪で悩んでいる人を見てきましたので、そういった方にもいい方法が提案していけそうです。