ピロリ菌が発見されたのは昭和54年だそうです
ピロリ菌が胃の中に発見されたのは昭和54年(1979年)だそうです。それまでは胃の中は酸が強いので菌は住めないと思われていたそうです。ピロリ菌はらせん状の菌ですが、それは100年前から胃にいるのではないかと言われていたらしいので不思議です。
除菌療法が出来るようになって胃潰瘍や十二指腸潰瘍を見ることも少なくなってきた気がします。潰瘍が減ったはPPIという胃薬が気軽に使われるようになったことも理由じゃないかと思います。昔は、潰瘍の穿孔で緊急手術をすることもたびたびあったと思います。
ピロリ菌が胃酸の中で生きていけるのは自分でアルカリを出して酸を中和して、粘液の中とか粘膜の中の酸に触れないところで生活しているからだそうです。口からの感染だそうですが、上下水道が整備されてからは感染が減っているようです。水から感染していたと思うと、とっても怖いですね。