産業医の現場を大事にしています
産業医になったものの、産業医の仕事は見つからず日が過ぎていきました。その間に労働衛生コンサルタントも取ったのですが、産業医の上の国家資格で合格するのも難しいのですが、知名度が低く、だれにも理解してもらえませんでした。産業医は医師会が仕切っているようで、個人に仕事が入ってくることは無いと友人に聞きましたが、医師会は入っていないので仕方ないと思っていました。
ところがホームページで見たと、飛び込みで仕事の依頼が来ました。実際に仕事を始めるまでには時間がかかったのですが、ようやく契約まで済んで、会議初デビューだったのですが、台風の影響で施設に損傷ができ、会議は中止になりました。損傷の程度の視察をしたいと申し出ましたが、危ないからと断られました。ようやく初めての会議。。。。緊張していましたが、こんなものなんだとわかりました。
そして、2回目の会議の日に急遽入院が決まってしまい、申し訳ないですが、手術のため欠席しますと伝えて、手術に臨みました。手術の翌月には会議への出席を再開したのですが、出席することが精いっぱいの時期でした。何の手術をしたのかとか病名含めて伝えていなかったのですが、術後だということはわかっていたので、心配してもらっていました。
やっと、私の病気のすべてを会議で伝えることが出来ました。伝えてもいい時期が来たと判断したからです。会議は私の思惑どおり、笑いの絶えないものに変わって来ていましたので、私の病気の報告の時も笑い声が絶えませんでした。個別の生活指導もしたかったのですが、術後の体調不良で対応できない日が続いていたのですが、その件もやっと話を進めることが出来ました。
大企業の子会社ですが、バックに大企業が付いているので、何事も本当にしっかりしたことをやっています。そんな環境は、医療の世界では存在していないと思います。大企業というのが医療の中にはないからでしょう。父が中小企業の経営者だったので、企業というものに興味があり、頭を突っ込みだしたのですが、父の仕事に共感できなくて医療の世界に一人で飛び込んだのに、再び、企業に興味を持ち頭を突っ込んでいるのですから、何があるかわからないものですね。