血糖値スパイクと言う言葉がやっと出てきました
医師会の患者向け掲示ポスターにようやく食後高血糖の話が出てきました。CGMが普及しだしてようやく糖尿病になる前に食後高血糖が始まることがわかったようです。
食後高血糖とそれに反応して急激に血糖値が下がる状態が血管内皮を傷つけることは早くから言われていました。ところが、検診や人間ドックは食後血糖を計ることなく、糖尿病の早期は見逃されてきました。
しかし、食後高血糖が引き起こす低血糖については触れられていません。また、食後高血糖がインスリンの分泌の遅れから生じることも触れられていません。
遅れて出るインスリンのせいで、食後に低血糖に陥る反応性低血糖症についてはまだまだ認識されていないようです。CGMと同時にOGTTを行えば、もっといろんな情報が取れるはずです。
当院では、低血糖症の疑いのある方にCGMかOGTTを受けていただいていますが、同時に受けていただいた方が良いと思います。その場合は5時間以上の絶食の状態で受診していただく必要があります。