薬の飲み方で不可解なことが。。。
薬は、作用時間によって飲み方が変わってきます。血圧の薬などは、多くが一日一回に変わってきましたが、それ以外の薬は、一日3回であったり、2回であったり作用時間によって決まってきます。
一部の薬は、食前や食直前に飲まないとなりませんが、大半の薬は、食事と関係なく飲んでも構わないのです。よく、胃を荒らすからと何か食べてからといいますが、胃を荒らすことがあるのは、抗生物質と鎮痛剤ぐらいでしょう。それも、めったに胃を荒らすことはないと思います。
薬を処方する側としては、一日3回、食事と関係なくても飲んでくださいと処方したいのに、食前なのか食後なのか、指示しないと保険が通らないそうです。漢方薬はよく、食間とか食後2時間とか書かれますが、飲む側になればとてもわかりにくいものです。私は、おなかがすいているときに一日3回飲んでくださいといいます。でも、そういう指示が出せないのです。
市販薬をみると、一日3回と大きく書いて、欄外などに小さく食後などにお飲みくださいと書かれていました。その書き方が正しいと思います。
食事は日本人なら当たり前に3食食べていると考えますが、国によって習慣が違うので、2回しか食べない国もありますし、夕食が日本の朝食のように軽食のような国もあります。クリニックにもいろんな国に住んでいる方、いろんな国籍の方が来ますので、そのあたりの説明はかなり気を使います。
現場でおかしいと思うことを、厚労省には過去4回、近畿厚生局通じて1回、大阪府にも3回書き込みをしましたが、返事があったのは、医師免許の原本確認についての書き込みに一度返答があったきりです。それも、決まったことですからご了承くださいです。。。。はあ?って感じでした。もちろん、反論と提案を返信しました。2度も返信しましたが、それに対する返答もなし。言ってることは、こっちのほうが正しい内容で、常識がないのは行政のほうなんです。
おかしなことばかりだし、そういったことが最終的には患者さんに迷惑がかかるんです。どうしてそんな簡単なことが分からないんでしょうね。いつもそうですが、自分が同じ目にあったらどう思うんですかってことですよ。他人事で仕事してるからこんなことになるんですよ。