もちは餅屋、喘息は専門医に
いろんな疾患を見ていますが、喘息だけは専門医に送っています。昔はスペーサーを使っての吸入練習や、ピークフローメーターによる発作の早期発見などやってました。
でも、肺活量を測定する機械がないことと、機会があったとしても使いこなせるパラメディカルがいないことなどから、呼吸器専門医を紹介していました。
先日、喘息の治療薬を販売する製薬会社が来て、情報提供をしたいというので、専門医を紹介しているから必要ないといい、喘息の説明で使っている絵を見せました。
気管支が攣縮している絵ですが、発作が起きなくてもそういう状態であると説明するものです。なぜ、専門医を紹介しているのかも説明するととても納得してくれました。
安易に扱うべきではない病気もあります。何でも診れるとしても、診ないという選択肢も必要なのです。