内科の先生に脱帽です
消化器症状は精神的なものから起きることがありますが、最近そういった例が2例ありました。でも、病気からきているかも知れないと、全部調べないとなりません。心筋梗塞まで疑う羽目になるのです。
結局、精神的なものだろうと言うまでに、胃カメラも必要になります。それで、消化器内科の先生に依頼したら、嫌がらずに見てくれました。なんと、入院させて主治医にもなってくれたのです。
私は外科医なので、こういったことは苦手です。めんどくさいんですよ。ところが、内科の先生は違いますね。彼は、内科の中でも外科系の医者に近いのですが、やっぱり内科ってところもあるんだって思いました。
後を任せられるというのは、本当にありがたいことなんです。救急の現場では、常にバックの医者の質を見ます。バックの医者の質が悪ければ任せられないので、それが理由で辞めた病院もあります。
何でもバックに振れば良いかというと、自分で診ていかないとならない症例もあります。家族との関係、本人との信頼関係、いろんな事が重なり合うと、自分で最後まで見るんです。
病院でも言われます。先生、専門ってないですよね。何でも見てくれるしって。。。いえいえ、”専門はありますよ。人間です”と言います。人間以外は診ませんよ!