マンモグラフィの石灰化って何でしょう?
マンモグラフィで写ってくる石灰化はカルシウムで出来ています。石灰化というものは年を重ねるごとにカルシウムが沈着することで体のあちこちに貯まります。乳腺はミルクを作る臓器であることからもわかるように細胞の分泌物にカルシウムが豊富に含まれるため石灰化がよく見られます。石灰化の成分のカルシウムは骨の成分でもあるため骨のようにレントゲンで白く写ってきます。
このように、多くの石灰化は良性のものですが、一部に早期がんが作っている石灰化もあります。早期がんの場合乳汁を運ぶための乳管という細い管の中に石灰化が出来るので木の枯れ枝のようにYの時になっていたり先がとがったりします。反して良性の石灰化は角張ったところのない丸いものになります。