検査結果の保管期間を知っていますか?
保険診療機関では、カルテもレントゲンも保管期間が決まっています。たしか5年でした。ところが、検診など自費診療では国は保管期間など規定を定めていません。元気だったときのレントゲンを取り寄せようと、検診機関に連絡したのですが、3年ほどしかたっていないのに、保管されていませんでした。
元気だったときのデータは重要です。元々体質的に異常があるのか、最近になって起きてきたことなのかがわかるためです。しかし、一般の人は、正常だと言われたデータは捨ててしまう方が多いようです。正常値の中でも、上昇してきているのか、減少してきているのかは重要なことなんですけどね。。。
役所などはもっとひどいですよ。保管期間は3年だったと思います。税金をちゃんと支払った証明もそれくらいだったような気がします。借金を完済したという証明も3年しか保管してないと聞きましたから。。。
なんでも証明になるものは保管しておいたほうがいいですね。最近では電子化が進んでいるので良心的なところは保管してくれていると思いますが、データ量も大きくなってくるとサーバーなどの管理が大変なので、消去していくと思います。当クリニックでは、ITの技術が優れているスタッフが何人もいますから、そいういうことにはならないようにしていますが、一般的に医療機関と役所関係、弁護士さんの世界もITに疎いようです。そういったことも知って生活したほうがいいでしょうね。