成人病(生活習慣病)
メタボリックシンドローム=内臓肥満と思っていませんか?
メタボリックシンドロームとは内臓肥満であると同時に将来脳梗塞・心筋梗塞・狭心症などを起こしやすい人のことです。海外では“死の四重奏”と呼ばれ、危ない状態なのです。

(メタボ=肥満のイメージしかないのでしょうか、テレビでよく“僕はメタボです”ってへらへら笑ってる人を見ると悲しくなります。)
正確にはへそ周りの胴回りが男性85cm以上、女性90cm以上で高血圧、糖尿病、高脂血症のいずれかをお持ちの方が脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすいということです。
高血圧、糖尿病、高脂血症はそれぞれ単独でも動脈硬化を起こす可能性を増やしますが、複数存在すると相乗的に可能性が増えます。これらの基盤に内臓肥満があることがわかり、メタボリックシンドロームとして注目されるようになったのです。
なぜウエストサイズなのでしょうか?
ウエストサイズは内臓肥満の目安になります。本来内臓肥満はCTスキャンを撮らないとわからないのですが、放射線を被爆しますし、料金もかかるため簡単に内臓肥満を知る方法は無いかと研究された結果ウエストサイズと関連があるということがわかったそうです。
なぜ、メタボリックシンドロームがうるさく言われるようになったのでしょうか?
脳梗塞や心筋梗塞を起こすと体に何らかの障害が残りやすいのです。メタボリックシンドロームの方は将来脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすいので、起こす前に予防をしようとしているのです。誰しも、ぽっくり行きたいのですが、脳梗塞などを起こすと半身麻痺で長く生きなければならないかもしれません。ぜひとも症状の無いうちに内臓肥満を解消しましょう。
内臓肥満の解消方法
やはり、食事の制限と運動です。
現在徐々に体重が増えている方はカロリーを取りすぎているわけなので体重が増えない程度までカロリーを控える必要があります。
体重が増えも減りもしないところが摂取カロリー=消費カロリーなので、ここからダイエットです。7000kcalの消費で体重1Kgといわれていますので一日700kcal消費すれば10日で1Kgの減量に成功するはずです。では700kcalを運動だけで消費しようとするとどれくらい必要でしょうか?ジムなどにおいてあるバイク(自転車こぎ)では2時間半から3時間かかるそうです。そのため、ダイエットには食事の制限と運動の両方が必要です。
運動療法に適した運動とは
ウオーキング(早歩き)、水中歩行など持続的に体を動かす有酸素運動が良いとされています。筋力トレーニング、ゴルフ、登山など瞬時に筋肉を使う運動は無酸素運動といい、減量には効果的ではありません。運動の強さは“ややきつい”と感じる程度。がんばりすぎてもだめです。脈拍数の目安は一分間に138-(年齢/2)が適度といわれています。一日30分から60分で1週間の合計が180分以上になるように行ってください。
食事制限について
これを食べたらやせる!!なんてあると思います?なんでも口に入れるとカロリーになるんです。食べてやせるものなんて存在しません。食べないことが一番です。
食事としては糖尿病食がダイエットにも向いています。カロリーを制限しながら、栄養素もバランスよく入っています。カロリー計算が面倒だという方は食事の通販で糖尿病食が出ていますのでそれを活用されるといいでしょう。
当院では減量の補助として、空腹感を抑えるお薬を使いながらダイエットの指導をしています。
健康維持のために
食事や生活習慣で勘違いをしてしまっていることも多々あります。高血圧なのに熱いお風呂に肩までつかっているとか、糖尿病なのにみかんがいいと聞いてたくさん食べてしまっているとか。健康なうちに生活習慣を見直してみましょう。
企業、各種団体様の社員向け、お客様向けの健康指導・健康管理などの講演なども承ります。「メールカウンセリング」よりお気軽にお問合せください。