高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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ダイエット飲料で認知症が増える?

Posted on: 土曜日, 6月 10th, 2017 in: クリニックより

人工甘味料を使ったダイエット飲料のほうが砂糖を使った清涼飲料水より認知症のリスクが高かったそうです。統計で出ただけで、人工甘味料に認知症になる成分が入っているわけではなでしょう。

こういった報告は、単純に2種類を比べているだけなので、判断が難しくなります。ダイエット飲料を飲んでいる人は、健康に気を使っている人かもしれません。

糖尿病の人のほうが、だめだとわかっていてもダイエット飲料はおいしくないと飲むのをやめてくれなかったりするからです。

他にも、欧米食のほうが日本食よりも死亡率が低かったという報告もありました。糖尿病治療としても和食を勧めているのに水をさすような報告です。

食べるスピード、順番、量や運動量など、総合的に見ないと、一概に信用できない報告です。

ストレスって感じない人のほうが重症?

Posted on: 金曜日, 6月 9th, 2017 in: クリニックより

ストレスチェックが始まって、ストレスに関して話題になることが多くなりました。ある看護師は、仕事でストレスを感じたことはないといいます。

朝起きて、さあ、仕事に行こうって思うと。そう思えなくて、仕事に行きたくない人がストレスが多いんだと思います。私も、昔は仕事に行きたくなくて、好きな人を作って会いに行く感覚で仕事に行ってました。

今は、仕事に行く場所があるってことに感謝しています。あてにしてくれていると思うとありがたいです。仕事が見つからなかった時期もあるので、あるだけましだって思います。

仕事内容に不満を持っている人も多いようですが、満足できる仕事ばかりではありませんから、わたしは、その場所場所にあったレベルで仕事をしています。

ストレスを感じない人のほうが重症だという話は、私はうそだと思います。ストレスは常にあるもので、苦痛に感じなければそれでいいんです。肩こりのようなものだと思いますよ。

白癬菌の外用薬について調べていてびっくり

Posted on: 木曜日, 6月 8th, 2017 in: クリニックより

添付文書に載っている効能効果と実際の効果が一覧表になっている資料を薬剤師からもらいました。それを見てびっくりしたのは、昔ごく一般的に出していた水虫の薬は効いてなかったということです。

当時はその薬しかなかったので、仕方なかったのですが、ひどい話ですね。最近の薬でも、効能効果があっても効かない薬もあるようで、気をつけないといけませんね。

いい薬がたくさん出てきて、治らなかった水虫や爪白癬も治るようになりました。爪白癬は、本当に難儀なので、いい薬が出来て本当に良かったって思います。

昔は、ひどい白癬のひとに、漢方薬を併用したりなど大変だったんです。塗り薬が効いてなかったんなら、なんとなく納得できましたわ。

低血糖患者は生命維持装置が壊れていたんです

Posted on: 木曜日, 6月 8th, 2017 in: クリニックより

どうしても、理解できなかったことが、低血糖症の人は腸管グルカゴンが亢進しているという報告でした。1973年のものです。グルカゴンはすい臓から出るのに、腸管からも出るなら、人にとって重要なホルモンだということです。

私の考えでは、低血糖の人は膵グルカゴンが減っているはずなので、腸管から出たら意味ないと思ったのです。ところが、検査会社からの報告で、腸管グルカゴンは血糖値をあげるほど出ないと。

ということは、低血糖の患者の腸管グルカゴンが増えているということは、膵グルカゴンが減っている証拠になります。なぜ、膵グルカゴンを測定してくれなかったのかって思います。

膵グルカゴンは、最近になってやっとちゃんと測定が出来るようになったそうです。インスリンも、測定できるようになって研究が進みました。なので、これから進んでいくんでしょうね。

白ワインはお肌によくないそうです

Posted on: 水曜日, 6月 7th, 2017 in: クリニックより

白ワインは顔に赤みやほてりをもたらす慢性の炎症性の皮膚病になりやすいそうです。なってしまったら、今度は赤ワインが悪化させるそうです。

白人に多い病気だと思うので、日本人ではどうかわかりませんが、白ワインは糖質が多いからあまりいいイメージは持っていません。

白ワインも日本酒も料理の調味料として使っています。お酒として飲むことはほとんどありません。理由は、糖質の多さです。ウイスキーや焼酎は糖質が少ないそうです。

でも、1-2杯なら問題ないようなので、ほどほどでたしなめばいいんだと思います。ワインが好きな方もいますものね。

母乳がマンモグラフィーの代わりになる時代になるかも

Posted on: 火曜日, 6月 6th, 2017 in: クリニックより

授乳期の乳がん検診は、マンモグラフィーが取れないため、エコー頼りになります。しかし、授乳期の乳房はエコーも難しく、ストレスがかかります。

海外で、乳がんになった人の母乳をがんがないほうの乳房からの母乳と比較して、含まれる成分の違いから、乳がんがないかどうか判らないか調べているそうです。

昔、乳頭異常分泌液のCEAを測ることで、乳がんの診断をする研究をされていた方がいらっしゃいました。その後、一般的な検査にまでなったからすごいことだと思いました。

その研究をされていた方は、大学の教授になられたと思います。今回の研究に協力した授乳期の乳がんの方が、えらいなあって思いました。

病気になられた方の協力があるからこそ、医学が進歩するのです。本当にえらいのは、協力した患者さんたちだと思いますね。

ニュージーランドからリップクリームを送ってもらいました

Posted on: 月曜日, 6月 5th, 2017 in: クリニックより

お気に入りのリップクリームがニュージーランドの製品なのですが、日本では取り扱いがなくなりました。それで、前回はカナダのネット販売で購入しました。

今回は、ニュージーランドに住んでいる友人と何度か相談して、送ってもらうことにしたのです。問題は、海外送金が難しいことと手数料が高いことでした。

ところが、友人が日本に口座を持っていて、日本のクレジットカードで支払いをしてくれたので、日本円でいくらかかったかがわかり、日本の口座に入金することが出来たのです。

ニュージーランドに旅行する人に頼むことも考えたのですが、日本国内での宅配代もかかることから、直接やり取りすることになったのです。

探せば、いろいろ方法があるんだなあって思いました。

素敵な風景を発見しました

Posted on: 日曜日, 6月 4th, 2017 in: クリニックより

たまたま立ち寄った山寺で”これこそが庭園だ”と思ったことがあります。京都などの神社仏閣はいろいろ見てきましたが、だんとつで素敵だったのが、たまたま訪れた山寺だったのです。

1000年以上の歴史があるようで、自然がそのまま生かされていました。日本庭園のほとんどは人工で作られたものなので、自然に出来た景色とは違っていました。

私は、どちらかといえば、自然を生かしたものの方が好きです。日本庭園も気分が落ち着いて好きだったのですが、山寺の方が良いなって思いました。

次は紅葉のころにたずねて行きたいなって思いました。今年ははじめて花見に行ったし、紅葉を見に行ったことはないので、見に行ってみようかなと言う気になってます。

SU剤が危険なことはすでに明らかなようです

Posted on: 土曜日, 6月 3rd, 2017 in: クリニックより

SU剤は使わない方が良いと糖尿病学会の偉い先生が公の場でおっしゃってたのが数年前かもしれません。SU剤の中ではアマリールはまだいいほうだと聞いていました。

ところが、最近、アマリールですら食後の血糖値は下げずに、夜間の低血糖を起こすので、危険だと聞きました。飲んですぐには聞かないのに、効きだしたらずっとインスリンを分泌させるようです。

最近になって、血糖値の変動に注目する先生も増えてきて、MARGと表現されるようになって来ました。その裏には、CGMという検査が出来るようになったことがあったようです。

CGMが日本に入ってきて程なく手に入れて検査してきたので、私には当たり前だったのですが、まだまだ一般的ではないことが残念です。

2014年にある先生がSU剤を禁止するようにとブログで糖尿病学会に訴えていたことも知りました。こういったことも、まだまだ知られていないことが残念ですが。。。

いつから心電図が変わっていくのでしょうか

Posted on: 金曜日, 6月 2nd, 2017 in: クリニックより

会社検診をしていると正常な心電図ばかり見ます。ところが、病院に入院される際に取る心電図は異常だらけです。心臓の病気で入院するわけじゃない人でも、異常だらけなのです。

それで、心電図に異常が出だすのはいつごろなんだろうって思います。最初にどんな異常が出だして、どういう風に増えていくのか不思議です。

からだはぎりぎりまで正常を保とうとするので、きっとぎりぎりまで正常の心電図なんだろうと思います。水面下で異常が累積してきて、ある時点でどっと異常が出るのじゃないかって思います。

医学は進んでいますが、まだまだなぞの部分が多いと思います。表面的な検査結果をうのみにするのではなくて、些細なことから異常を見つけていかないとならないって思います。