高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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一日に出ているインスリンの量

Posted on: 水曜日, 1月 21st, 2015 in: クリニックより

健康な人で一日にインスリンはどれくらい出ているのかと疑問に感じて調べてみると、平均31単位だそうです。でも、超肥満の人は114単位も出ていたそうです。単位で知りたかったのは、インスリン注射をどの程度まで増やしてもいいのかという疑問からでした。

血液検査でインスリン量を測定するとμU/mlという単位で結果が来ます。注射薬の量と比較はできません。血液中の濃度と直接比較はできなくて当り前なのですが、同じインスリンという名前なので、何となく気になっていました。

全くインスリンが出ていない1型糖尿病の方なら、体重1kgにたいして、0.8-1.0単位必要になるようなので、50kgの人なら40-50単位になるようです。体重あたりで決まるのであれば、太っていればたくさん必要になるわけです。

インスリン量の決定はなかなか難しいもので、多すぎると低血糖、少ないと高血糖になりますが、食べた内容と順番、運動のあるなしでも変わってくるので、本人の自覚が一番大事だと思います。

やっぱり、自分で勉強してもらうことが重要なんですね。

和生菓子はなかなか手に入りません

Posted on: 火曜日, 1月 20th, 2015 in: クリニックより

和生菓子が食べたくなって、百貨店に探しに行ったら思ったようなものは売っていませんでした。その後、スーパーなどでも見ているのですが、みたらし団子や桜餅ぐらいはあっても季節感のわかる和生菓子は見かけません。

洋菓子は小さなケーキまで1個から買えるようになりました。にぎりずしも、二個ずつのパックを見かけるようになり、好きなものが好きな組み合わせで買えるようになりました。

でも、和生菓子は特別な場所に買いに行かないとないようです。もともと、茶道で使うものだからかなと思いますが、日本の伝統的なお菓子なので、手軽に手に入るようにしてほしいものです。

点眼薬に疑問を感じます

Posted on: 月曜日, 1月 19th, 2015 in: クリニックより

点眼薬で遮光のものが多いのですが、遮光袋に入れて保管するようになっています。何故、容器自体を遮光にしてくれないのか不思議です。いちいち袋に入れて保管するのはとてもめんどくさいです。

高カロリー輸液も、ビタミンなどを混ぜてしまったら、遮光袋に入れて保管します。これも、袋自体を遮光にしておいてくれたら良いのにって思います。

遮光にするのはお金がかかるものなのでしょうか?アロマの瓶などは元から遮光になっているので、難しいことでは無いと思うのですが、眼科医はそんなことには気がついてないのでしょうね。

施設往診が大幅に変わります

Posted on: 日曜日, 1月 18th, 2015 in: クリニックより

介護保険の報酬が下げられると決まって、急に異変が生じています。施設往診は、去年の4月に大幅に減額の改正があったところですが、もっと制約が出てくるようです。

行政によっては、同じ市の医療機関を使えと言ってきています。16km以内であれば、往診はしてもかまわないのですが、市としては市外の医療機関の収入にしたくないのでしょう。税収の点から考えれば納得できます。

でも、困るのは患者さんです。慣れた先生に見てほしいと思っているのではないでしょうか?行政のやることは患者無視も甚だしいと思います。国は病院から患者さんを追い出して、在宅に変えて行っていましたが、今更ながらに、往診じゃなくて通院にしろと言わんばかりです。

そんなことに振り回されているのは、患者さんだけではなく医療機関側もです。いい加減にしてほしいものです。

梅干しを買ってびっくりしました

Posted on: 土曜日, 1月 17th, 2015 in: クリニックより

久しぶりに、紀州の梅干しを買いました。なかなか食べる機会が無かったのですが、朝食で食べるようにしてびっくりしました。かなり甘いのです。2種類購入したのですが、両方とも同じでした。

甘さが強いと、塩分が強くてもわからなくなります。想った以上に塩分も多いのだろうなと思いました。紀州の梅は1個が大きいので、半分だけ食べるわけにもいかず、毎日1個食べてたら、塩分過多になったような気がしました。

それで、ふと思ったのですが、減塩指導が難しいなと。今まで、高血圧の方には、梅干しは1日1個にしてくださいねと話していましたが、紀州の梅なら1個は多いでしょう。

おまけに、味付けされた梅干しは塩分より糖分過多になりそうなので、要注意です。梅干しは保存食なので、保存の必要が無い現代ではあまり食べる必要は無いのかもしれません。

でも、梅肉エキスは夏ばてにも良いと言いますし、暑い時期にたくさん汗をかけば塩分補給には良いと思います。季節を限って食べてもらう方が良いのかもしれません。

講演を頼まれました

Posted on: 金曜日, 1月 16th, 2015 in: クリニックより

講演をしてくれないかと依頼が来ました。学会発表もやめて臨床に専念していたのですが、手元にあるデータだけで何とか発表できるように仕様かなと思っています。

講演会や学会発表で嫌いなことは質疑応答なのです。重箱の隅をつついてくるような質問をされるのがたまらなく嫌なんです。今回は、ノーコメントって逃げましょうか?

講演会は聞きに来ている人が医者ばかりです。それも嫌なんです。私は、一般の人相手に講演する方が性に合うようです。以前、一般の方相手にやっていた講演内容を病院でさせてもらったら、全く違う反応だったからです。

固定観念を持ったまま聞くので、そういうことになるんです。発表するとなれば、良いないように作ろうと思いますが、今から質疑応答が苦痛です。。。。。

おからサラダのレシピ

Posted on: 木曜日, 1月 15th, 2015 in: クリニックより

にんじん半分、たまねぎ1個をみじん切りにしてさっと湯がいておきます。キュウリ1本を薄切りにします。おから100gにかに缶1個、レモン汁1個分、マヨネーズ大さじ3杯、マスタード大さじ3杯、塩こしょうを混ぜて、3種類の具を混ぜます。

たったそれだけで、美味しいおからサラダの完成です。レモンは液体のレモン汁を使わずにちゃんと絞って入れると美味しいです。かに缶が無くても美味しいですが、あった方が美味しいと思います。缶のお汁は絞って入れますが、お汁ごと入れても良いかもしれません。

おからは、繊維も多いので、便通も良くなります。ダイエットにも良いレシピだと思います。

新薬の市販後調査に参加してみて。。。。

Posted on: 水曜日, 1月 14th, 2015 in: クリニックより

市販後調査は昔から行われていますが、昔は手書きでした。今は、ネットで登録と言うことになります。久しぶりに市販後調査に参加してみて、かなり環境が変わったなと言う印象がありました。

以前は、書類を提出すればそれで終わりだったのに、今回は何度も問い合わせがありました。内容を見た担当者が、疑問点を問い合わせてきたのです。それに答えていると、副作用と判断するように仕向けられます。

無効あるいは有害事象という選択肢が有り、無効だったから使用中止したと判断して選択しているのに、何度も有害事象じゃないかと聞いてくるのです。検査データもちょっと異常値が出ているだけで、有害事象じゃないかと。。。

検査会社によって基準値が違うので、こっちでは正常値等言う判断なのに、調査機関側では異常値の扱いだからこれもたまりませんでした。何度も答えているうちに、”副作用かも知れませんね”って言ってしまいそうになりました。

実際は、全く副作用も無かったけど、思ったほどの効果が無かったから、ジェネリックが出ている安い薬に変えただけのことでした。同じ効果なら安い方がいいに決まっているからです。

副作用が出たという報道を見るたびに、そういう方向に誘導したんじゃないかって思いました。

登録にも費用がかかるようになりました(NCDの話)

Posted on: 火曜日, 1月 13th, 2015 in: クリニックより

外科専門医の更新のために手術症例をNCD(National Clinical Database)に登録してきました。登録作業も大変な作業なので、月に一回入力できるようにシステムを組みました。ところが、登録症例数ごとで料金がかかるようになったのです。

手術と言っても、数時間かかるものや5分で終わるものなど多種多様です。なのに、それを数だけで判断されるようになり、がっかりです。登録される側からすると、何時間かかる手術でも、1件に過ぎないのですが、我々外科医からすると1件の重みが全然違うのです。

外科系の学会はほとんどがこのシステムを使っているようで、外科の教育認定施設などの認可にも必要です。でも、うちのような弱小なところが登録だけでお金がかかるのなら考えないとならないなって思います。

NCDにちゃんと登録しているかどうかは、外科系の医療機関としての評価に関わると思いますが、一般の患者さん達はそんなことまで知りませんからね。ある専門医の更新も値上げを発表したし、何でもお金がかかる時代になってしまいましたね。

インスリンの自己注射ができるようになったのは。。。

Posted on: 月曜日, 1月 12th, 2015 in: クリニックより

インスリンを自宅で打てるようになったのは1981年からだそうです。それまでは、注射は病院でしかできなかったようです。当時の医師会などが働き掛けて実現したそうです。

今は当たり前にしていることですが、当時としては画期的なことだったと思います。自己注射ができるので、1型糖尿病でもうちでは通院で調整します。

アメリカなどでは病院に行くことが大変だから、早くからそうなっていたんだと思います。日本では、身近に病院があるから、なかなか許可されなかったんじゃないでしょうか?

自己注射に加えて、メールがあるからもっと管理が楽になりました。量の調整中もメールで連絡してもらって指示をします。

今は、消化管ホルモンを注射して糖尿病を治療する方法もあるので、幅が広がっています。内服だと数種類飲まないとならない人も、注射一本で済む時代です。便利になりましたね。。。