高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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何となくおかしいというのも、うちでは症状ととらえています

Posted on: 火曜日, 7月 29th, 2014 in: クリニックより

何となくおかしいと、症状として話が出来なくても、うちではれっきとした症状ととらえています。最近来られた患者さんに、今年の初めからおかしかったんですが、早く受診すれば良かったと話がありました。

兆候は、半年以上前からあっても、何かおかしいだけで、症状として説明が出来なかったんだと思います。受診されたときは、むくみがひどくなってきたとのことでしたが、今年の初めには疲れやすいとか、症状とは言えない些細なものだったようです。

症状まで進展しなければ、病気は発見できないかもしれませんが、可能性として考えられることをお話ししておけば、そういったことになり出したときにいち早く受診できます。なので、うちでは何となくおかしいってことも症状だと考えています。

そんなこと今まで話してもらったことがなかったという話も、二日連続でありました。入院中の方ですが、今までそこまで説明してもらったことがなかったというのです。患者側が、どんな状況でしょうかと聞かないと言わないってこともあると思います。

病院から、説明したいので来てほしいというと、何かあったんだと慌てる方がありますので、病院からはそうそう連絡が出来ないのです。かといって、毎日ほどどんな具合ですかと聞かれても困ります。一番いいのは、入院して2週間ほどしていったん状況を聞いて、その後は1ヶ月おきぐらいでどんな具合ですかって聞いてもらうことです。

私が患者さんの家族に連絡を取ってもらうときは、○○についてのお話をしたいのでなどと、簡単な内容を伝えてもらいます。様態が悪くなったんじゃないことを最初に言わないとびっくりされるからです。

それでも、病状経過を説明したいと言っても、様態が悪くなったんじゃなければ必要ないなどと、素っ気ない返事が返ってくることもあります。その場合は仕方ありません。入院が長くなると、本人も家族も病院慣れして、あまりいいことはありません。

出来るだけ早く、施設に移れるようにしてあげてますけどね。。。。

生活保護の方の医療は制限されていくようです

Posted on: 火曜日, 7月 29th, 2014 in: クリニックより

生活保護の方の入院での医療費が削られてきています。先月も少し削られましたが、今月は大幅に削られてきています。これにより、病院としては生活保護の人と一般の保険の人の検査や治療のプランを別にしないとならなくなっています。

生活保護の人は病院にとってはありがたい存在でした。自己負担額がないので、不払いが発生しないからです。一般の保険の人では、一部負担金を支払ってもらえないという事態が起こるわけで、ひどい場合は何百万にもなっているそうです。

ところが、生活保護の人は全額支払ってもらえるので、病院にとってはありがたいのです。しかし、慣れた人はお金がかからないから、何でも検査してくれと言います。検査は必要ないと言っても聞いてくれません。それは、おかしいでしょうと思っていました。

制限がかかるようになって、安易に検査は出来なくなります。生活保護を受けている以上、仕方ないでしょと言えるようになります。十分な医療を受けたければ、保護から外れるように努力すべき何だと思います。

大阪は、生活保護に関しては厳しくなっていくはずです。すでに、生活保護の取り扱いをやめている医療機関も増えてきています。大阪府がだいぶ前に言ってた話では、生活保護を取り扱える医療機関を限定するとのことでしたが、未だそこまで進んではいません。

現在でも自費なら優れた治療も受けられますし、検査も優れたものが出来てきています。痛くない検査やつらくない治療が現実に増えているのです。医療が進んでいくためにも一部負担金の不払いは絶対やめてほしいものです。

第3回、書道教室が終了しました

Posted on: 月曜日, 7月 28th, 2014 in: クリニックより

書道教室も3回目になりました。今回は、子供たちはうちわを作成しました。自分の名前から一文字とって、うちわに書いたのでいい記念になったと思います。このうちわは、子供たちより親たちや祖母たちにとって宝物になるでしょう。

子供たちが習っている傍らで、大人たちも練習します。それぞれに合わせた課題があるので、真剣です。子供たちが終了した後は、テレビを見たりぬいぐるみをだっこしたりして遊んでいました。私の課題は、屏風のようなものに直接書くものなので緊張しましたが、完成しました。

作品は、当面の間クリニックに飾っておきます。書道は精神安定効果があります。墨のにおいはリラクゼーション効果があるし、書いている間は集中しているので、余計なことも考えずにすみます。

それよりなにより、日本の伝統文化なので、みんなが書けるようになってほしいと思います。検定試験の結果は未だ出ていませんが、秋には別の検定試験があるので、来月からはまた練習に励まないとならないなあと思います。

来月は都合により第4日曜に開催します、いろんな方の参加をお待ちしております。

また、めがねが壊れてしまいました

Posted on: 土曜日, 7月 26th, 2014 in: クリニックより

今回は、ちゃんと修理に出さないとならないでしょう。めがねを作った当初は、高かったから大事にしようと思って、かけ心地が悪いと何度も店に行きました。赤いフレームは派手じゃない?って何度も周囲に聞いていました。

日によってめがねを変えてみようと思ったときもありましたが、結局めんどくさくなって同じめがねばかりかけるようになって、だんだん邪険に扱うようになって、その辺にぽんって置くようになっていきました。

朝起きたら、めがねがどこに行ったかわからなくなって、ほかのめがねを出してきてめがねを探したこともありました。そんなに大事なら、大事に扱ったらいいのに相変わらず邪険に扱っていました。どこに行ったかわからずに探して出てきたときは”行方不明になったら困るやん”って思っていたのにです。。。。

いつの間にか、めがねは相棒になっていました。いなければ困るのに、いてもありがたいと思わないわけです。でも、壊れてしまったらとてもショックなんですね。ちゃんと直って戻ってくるかどうか不安で仕方ないのです。

もう寿命かなあと思ったりもします。新しいめがねを買った方がいいのかなあと思いますが、あきらめきれません。とりあえず、修理に持って行かないと。

私のめがねは意外なところに影響をしていたようです。バイト先の事務の男子がスマートフォンに真っ赤なカバーをして、先生のイメージに合わせたんだと説明していました。赤は私のイメージカラーのようで、自転車も赤だし、スーツケース、コーヒーメーカー、スノーボードも赤です。

ついつい赤を選んでしまうようです。ところが、クリニックのイメージカラーはブルーなのに、クリニック内は黒が多いですね。ブルーはどこに行っちゃったんだろうって思います。スタッフの書いた落書きも増えていき、みんなの色に染まって言っているんでしょうね。

とりあえず、予備で持っているめがねで当分は過ごさないとなりません。少し、きついイメージになってしまうので、心配なんですけど、仕方ないですね。

りんくう総合医療センターの勉強会に参加してきました

Posted on: 金曜日, 7月 25th, 2014 in: クリニックより

りんくう総合医療センターとは連携を組んでいます。昨日はロボットリハビリと糖尿病の勉強会だったので、参加してきました。ロボットリハビリは未だ試作段階のようですが、かなりの効果があるようです。ただ、廃用症候群などの使うと筋力低下を助長してしまうようで、使えないだろうという話でした。

糖尿病の講演の方は、失敗例の話もありかなりおもしろかったです。 治療が成功しても命を落としてしまった例は、何故そうなったのかは未だわからないようです。何故だったのかを調べていけばいずれ理由がわかると思います。議論を続けていくことが大事だと思いました。

研修医向けに始まった勉強会のようでしたが、連携先にも案内を始めたようです。特に糖尿病に関しては地域との連携が非常に重要になってきます。私が大阪市内から来ているとわかると不思議そうな顔をされましたが、ラピートに乗れば簡単にいけますからと説明しました。

地域という概念が変ってきていると思います。交通網が発達したのだから、1時間以内で移動できる場所は地域だと考えるべきだと思います。問題は病院での待ち時間です。近所の病院でも待ち時間が長くなるくらいなら、遠くの病院で待ち時間が短い方が楽だからです。

待たせて当たり前の医療から、待たせない医療に変えていくには何が必要なのでしょうか?

今日から天神祭が始まります

Posted on: 木曜日, 7月 24th, 2014 in: クリニックより

朝から、船着き場で用意が始まっていました。地元の祭りはわくわくします。今回は仕事があるので、昼間の行列が見られないので、残念です。馬たちは元気にしているかなあって思います。

明日は、交通規制があるので、バイト先から電車で帰らないとなりません。でも、そのまま祭りに行っても良いし、楽しみです。

子どもの頃、父の会社が天満にあったので、天神祭はなじみの祭りです。会社から離れた蒲生4丁目に住んで、寝屋川に引っ越したので、長く離れていましたが、再び子どもの頃の地元に戻ってきたわけです。

天神祭の時に、綿菓子を買ってもらったのにすぐに食べさせてもらえなかったことは、今でも覚えています。そのせいで、その後、綿菓子機を買ってもらい、よく綿菓子を作っていました。

涙でぐしゃぐしゃになりながら、袋の中でしぼんでいく綿菓子を眺めていたこと、それが交差点で信号待ちしていたときだったことなどを覚えています。残念ながら、祭りの記憶はほとんど無く、私の天神祭の記憶は綿菓子だけなのです。

綿菓子を食べることはなくなりましたが、祭りは良いですね。。。。楽しみです。。。。

モスキートの会にご参加下さった方より

Posted on: 水曜日, 7月 23rd, 2014 in: 患者さんの声

今回の勉強会は、糖尿病における食事療法でした。

いつまでも口から食事することで、毎日の生活の楽しみにつながり、人間としてのQOLに大切な事である。
人間は見た目も食欲に大きく影響する。体調にかかわらず好きな物であれば、口から摂取でき嚥下機能も回復する。
食事の認知期から準備期~口腔期~咽頭期~食道期へと流れになります。
認知期である好きな物、おいしそうな物は非常に大切である。
表1の炭水化物(ブドウ糖)は膵臓のランゲルハンス島のβ細胞のインスリンホルモン活性化させる働きがあり、糖尿病予防に重要であるが食事の準備に問題があり、食後血糖値上昇抑制の食事の順番が必要である。
表6→表3・4→表1・2の順番にすることで血糖値の急上昇を抑えることにつながる。

菅元 様

大腸CTで連携を始めました

Posted on: 水曜日, 7月 23rd, 2014 in: クリニックより

大腸がん検診で陽性に出た人に精密検査を紹介するのに、大腸内視鏡の腕のいいところがなかなかなくて困っていました。ところが、最近知り合った先生と話が会い、大腸CTによる精密検査をお願いすることにしました。

2回受診しないとならないのですが、何とか一回で済ませられるように環境を整えます。双方で協力すれば、簡単な話だと思います。大腸CTは、腸管に炭酸ガスを充満させてCTを取り、3Dに解析するだけなので、大腸内視鏡のようにつらい思いをすることはないでしょう。

ただ、大腸CTで異常が見つかった場合、内視鏡が必要になります。でも、最初から内視鏡になるよりよっぽど楽だと思います。大手前病院に大腸CTが導入された時、私自身が受けてこようと大手前病院の先生と相談していました。

ところが、前処置の下剤投与が問題です。私は、過敏性腸症候群になっているので、ただでさえひどい下痢になることがあるので、前処置で下剤も使うことに抵抗がありました。それで、今回もこの点が問題になり、スタッフに経験してきてもらうことにしました。

面白いことに、施設の院長は2度も経験したそうです。そういった考え方も、私と同じなので、なおのこと安心して紹介できると思いました。患者さんの中には、何事も経験だと言って検査を受けたがる方もいらっしゃるので、お勧めしています。

3年ほど前、勤めていた病院の院長が内視鏡検査がなくなる時代が来ると話してくれていたのですが、ようやくそういう日が来たんだなあと実感します。時代とともにいろんな常識が変わっていっています。考え方を少し変えるだけで、いろんなことが変わっていくのです。

後は、胃の内視鏡検査がCTで出来るようになったらいいなあと思います。

病棟への差し入れはやめましょう

Posted on: 月曜日, 7月 21st, 2014 in: クリニックより

何年も前より、職員への心付けは受け取りませんと表明している病院が増えました。でも、実際のところは無くなってはいないようです。心付けを受け取らない方針にした理由は知りませんが、私は、なくしてくれる方がいいと思います。

詰所という場所には、いつも何か食べ物が置いてあります。私が若いころは、休憩室でよくケーキなどを頂いていました。看護師さんへの差し入れを分けてくれていたのです。外科手術の後などは疲れているので助かりました。

でも、そのうち、医者が入り浸って看護師が休憩できないということになり、出入り禁止になりました。それでも、詰所ではおまんじゅうなどのお菓子を頂くことがあります。私は、病気があるのでお断りしていますが、日常的に行われています。

ある病院では、そこに勤めだしてから太った看護師がたくさんいました。常にお菓子が置いてあり何時でも食べられるようにしているために、みんな食べ過ぎになってしまうんです。あろうことか、糖尿病を発症した看護師までいました。

体力のいる仕事ですが、道路工事をしている方と比較すれば、楽な仕事です。患者さんの家族は差し入れをやめてください。看護師たちは、自分が食べたいものだけ持ってきて残ったものは持って帰ってください。食べたくなくても、見たら食べてしまう人もいるのだから、置いておくのもよくありません。

病院という特殊な場所でもありますので、衛生的な問題点もあると思います。詰所から食べ物をなくしましょう!看護師の健康のためにも、協力してほしいものです。

中性脂肪値に悩まされています

Posted on: 日曜日, 7月 20th, 2014 in: クリニックより

中性脂肪は脂肪と言うけど、余分に取った糖分が一時貯蔵されたものなので、高くなる原因は主に糖質の取りすぎです。中性脂肪を下げる薬はありますが、悪玉コレステロールを下げる薬と同時には服用できないので、両方とも高い場合は悪玉コレステロールを優先して下げるようにして、中性脂肪は後回しになります。

ところが、中性脂肪が高くて、悪玉と善玉のコレステロールが異様に低い人がいて、中性脂肪を下げる薬を使ったのに全く下がらず、悪玉コレステロールが正常値に上がってきた人がいます。製薬会社の人とも相談したのですが、理由がまだわかりません。

ただ、代謝系なので、何らかの相互作用はあるはずです。中性脂肪値と一言で言っても、空腹時と食後では意味合いが違うでしょうから、その辺も調べないとなりません。カイロミクロンが高い場合は薬が効きづらいようなので、その辺のことも検討しないとなりません。

食後中性脂肪が500を越えていると心筋梗塞による突然死を誘発すると言われだしているので、頸動脈エコーでプラークができていないかどうかもチェックする必要があります。桜橋渡辺病院のエコー室では最近30歳代男性の心筋梗塞が増えたと言っていたので、中性脂肪のほうが原因だと思います。

人間の体は、時間とともに変化していきます。検査と言うのは静的なもので、動的なことは評価できません。それをどうしていくかが非常に問題です。検診で問題なかったからと安心できないのはその辺です。一瞬の採血で何がわかるというのでしょうか?

異常がないという診断ほど難しいものはありません。正常だというためには、何度も検査しないとならないし、いろんな方面からアプローチをしなくてはなりません。流れ作業のように行われる検診や人間ドックでは十分な情報は得られませんよ。