高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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大嫌いな視野検査を受けてきました

Posted on: 金曜日, 4月 18th, 2014 in: クリニックより

眼科には年に一回、定期検査を受けに行っています。糖尿病と同じ状態なので、網膜症のチェックが必要なのですが、それ以外に緑内障の疑いがあるため、視野検査も必要なのです。

緑内障については、視野欠損がないので、緑内障ではないと1年前に診断してもらっているのですが、右の眼底が緑内障の患者さんと同じような状態なので、視野検査は受けてくださいと言われます。

視野検査は、光が見えたらボタンを押すのですが、長時間やってると、目がちかちかしてきて見えたのか見えてないのか分からなくなってくるんです。終わってからも目がちかちかして、めまいすら感じます。

聴力検査も嫌ですね。小さい音を聞こうとしているうちに、自分の耳なりか検査の音かわからなくなりますから。

どちらにせよ、検査を受けると結果がわかるまで不安になるので、私はあまり好きではありません。でも、正常圧緑内障が増えているので、視野検査はだれでも受けてほしい検査です。

とりあえず、年に一度の苦痛が終わったので、ホッとしました。

骨粗鬆症の問題をテレビでやっていました

Posted on: 木曜日, 4月 17th, 2014 in: クリニックより

ちらっと見ただけなので、詳しくはわからないのですが、骨密度や骨粗しょう症の問題をテレビで議論していました。骨粗鬆症の薬はこの10年から15年でかなりの種類が発売されるようになりました。

昔はビタミンDとカルシウムを飲んでもらうぐらいだったのに、今では注射薬もあります。内服の骨粗鬆症の薬では骨密度が上がるまではいかなかったのに、注射薬ではきっちり骨密度が上がっていくようです。

でも、なぜ骨密度を上げるのでしょうか?骨折予防です。高齢者が骨折すると寝たきりになる率が高いので、寝たきり予防が本来の目的です。でも、問題は、骨密度が高いと骨折しないかっていうことです。

実は、骨密度が高くても骨折するんですよ。高齢者の骨折の多くは畳の部屋などバリアフリーの場所で起きます。バリアフリーが普及するようになって、敷居をまたいだりすることがなくなり、足を上げて歩かなくなったんじゃないかと思います。

骨折予防で一番いいのは、片足立ちの練習をすることです。バランス感覚と足の筋力を増やすことで、転倒予防になります。太陽を浴びて、じゃこやお豆腐でカルシウムを取って、片足立ちの練習をすることが一番の骨折予防だと思います。

片足立ちをして、目をつぶってみてください。これが、意外と難しいですよ。若いうちからそんなことをしていたら、年取ってからあわてる必要ないでしょう。

健康保険組合によっては、黒字もあるようです

Posted on: 水曜日, 4月 16th, 2014 in: クリニックより

ある患者さんが、うちの健康保険組合は、儲かっているので保険で減点されることはないだろうとおっしゃってました。社会保険のほうは、そういった黒字の保険組合もあるようですが、国民健康保険のほうは、軒並み赤字だと思います。

国から企業に、医療費削減のために、健康増進やメタボリックシンドローム解消などを推進するように指導するというニュースを見ました。それも重要なことですが、今使われている医療費のほとんどが高齢者の治療だと思います。

食も細くなってしまった方に大量の内服薬が出されているのをよく見ます。食べられなくなったら、内服も飲めないはずなのに、鼻からのチューブを介して、薬だけ投与されている方も見ます。

薬を減量したら、一時金を出すとか加算をつけるなどをすれば、薬を減らしてくれる医療機関も増えるのではないでしょうか?今は、出せば出しただけ儲かるようになっているから、大量に薬が処方されていると思います。

10種類の薬を飲んでいたからに、栄養指導などで薬が少なくなるようにしたら、儲かるようにすれば医療費の高騰も抑えられると思います。

ヒラメキ☆カフェ @ひらいクリニック

Posted on: 水曜日, 4月 16th, 2014 in: スタッフブログ

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褥瘡と経管栄養の勉強を始めています

Posted on: 日曜日, 4月 13th, 2014 in: クリニックより

褥瘡と経管栄養については、看護師さんたちがベテランなので、今まで勉強する必要もなかったのかもしれません。しかし、そうも言ってられない事態になり急遽勉強を始めたのです。

教えてもらう相手は、当然看護師さんたちです。褥瘡については、慣れている先生にも教わりましたが、日々見ている看護師の方が情報が多いので、慣れた看護師に応援に来てもらって教えてもらいます

高齢化になって、褥瘡と経管栄養はどこに行っても付いて回ります。なので、勉強して損はないのですが、疑問も残ります。褥瘡の処置の仕方より、いかにして褥瘡を作らないかの方が重要でしょう。

褥瘡ができる理由の一番は、寝返りを打たないからです。ベットマットが堅くても起きます。まずは、ベットマットを柔らかいものに変えること。寝返りは、入院患者さんであれば、看護師さんたちが熱心にやってくれています。

栄養状態も影響します。栄養状態が悪くなれば一気に褥瘡ができます。でも、今回のインフルエンザのシーズンにあることに気付きました。インフルエンザにかかった方に一気に褥瘡ができてしまったことです。

一晩で褥瘡は出来てしまいます。治るのには何カ月もかかってしまいます。なぜ一気にできるかを考えたら、脱水かなと思いました。インフルエンザもいい薬ができて、比較的簡単に治るようになったから、栄養状態が悪くなるまで長引きません。

そう考えると、高熱による脱水が一番いけないのかもしれないと思いました。INBODYの結果を見るようになって、筋肉量が少ないと水分量も少ないことがわかりだし、高齢者が脱水になりやすいのは、筋肉量の少なさが原因を分かりだしました。

なので、高齢者には早目に脱水補正が必要だということも知るようになったのです。いろんなことが、関連づけられ、何事も無駄ではないと思うようになりました。早く褥瘡のない体になるように、明日も頑張りましょう!

大学病院が検診施設を作ったそうです

Posted on: 土曜日, 4月 12th, 2014 in: クリニックより

大学病院が検診施設を作って、そこで見つかった病気を大学病院で検査していこうとしています。なぜ、大学病院が検診をするのか?経営が苦しいのか患者が集まらないのかもしれません。

検診というのは専門の先生が行うものではないので、大学病院がするものではないと思います。しかし、私も4-5年前まで大学で外来をしていたのですが、紹介の質の低下がものすごいスピードで進んでいたのも確かでした。

通常、ある程度診断がついた状態で大学病院に送るものですが、全く診断がついてないか、あるいは、検査の診断能力がないのに検査をして、結果がわからないと送ってくる始末でした。

そうなってきた原因に、開業医が新たな検査や診断に手を出さないとやっていけなくなっていたことや、紹介状料ぐらいしか確実に収入減になるものがなくなってきている現状があります。

検査は、患者さんに痛い思いをさせるものしか利益が上がりませんし、検査しても削られてくることが多くなってきていたからです。医療は福祉ではなくて、サービス業とされているので、国からすると飲食店と同じ扱いなのです。

大学病院に限らず、国立病院も独立採算制になって患者さんを紹介してほしいと一生懸命活動しています。私は、どんな相手かを見極めたうえで紹介していっているので、どこにでも紹介するわけではありません。

いい施設かどうかは、患者目線で見ないとわからないので、自分で受診してみたり、受診した患者さんからも情報を集めています。大学病院の検診施設がどういったことをやっていくのか、ただの検診施設で終わってしまうのか、結果が楽しみです。

医師を教育する電子カルテ

Posted on: 木曜日, 4月 10th, 2014 in: クリニックより

医師を教育する電子カルテを作った施設があるようです。私も前からそんなものがあればいいし、電子カルテなら簡単にできるでしょうって思っていました。しかし、一歩間違えると無能な医者を育ててしまうかもしれません。

ゲーム感覚的に回答していけば答えがでるものであれば考えることをしなくなると思います。患者さんの症状の訴え方は様々で、それを症状という言葉に代えることがまずはじめの仕事です。

めまいがするという訴えひとつとっても、医学用語のめまいではない場合もあります。雲の上を歩いているような感じのめまいという訴えから、肩こりによる脳血流の低下が原因とわかったこともあります。

褥瘡会議でもどんな薬をどんな状況で使ったらいいのかという話題の前に、体交(寝返りを打たせること)がちゃんとできているか、栄養が行き渡っているかを議論しないとなりません。

これらのことは、前に進んでいくと言うより一歩下がって考えてみると言うことです。どんなことでも当てはまりますが、一歩下がって全体を見渡してみると言うことは大事なことでしょう。

にんにく注射で血糖値が下がるかもしれません

Posted on: 火曜日, 4月 8th, 2014 in: クリニックより

にんにく注射とはビタミンB1の注射で、にんにくのようなにおいがすることから通称にんにく注射と呼ばれています。筋肉疲労に効くものであって、単なる疲れには効果はどうか疑問です。

ところが、糖尿病患者さんでたまたまにんにく注射を打った方が、打ってから3日間ぐらい空腹時血糖が下がったと報告がありました。平均血糖は下がっているのに、なぜか空腹時血糖だけ下がりきらなかった方です。

筋肉疲労が回復したら、インスリンが血管から筋肉に糖をたくさん運べるようになったのかもしれません。本当ににんにく注射の影響なのか、もしそうだったら、何日ぐらい続くのかなど検証していかないとなりませんが、楽しみです。

にんにく注射はいろんな医療機関で行われていますが、薬をブレンドしているところが多いので、注意してください。ビタミンB1単独で効いたかもしれないという話です。

やっと謎の建物が解明されました

Posted on: 日曜日, 4月 6th, 2014 in: クリニックより

子どもの頃の8mmビデオがあったのですが、映写機がないので、ビデオテープに変換してもらっていました。画像は音がないのですが、幼稚園の催しで使っていた建物がビデオで見てもかなり古かったので、もう現存しないと思っていたのです。

ところが、桜の花を見に行ったときにたまたま見つけたのです。何度か通ったことがある道沿いだったのですが、少し奥まったところにあって気がつかなかったのです。戻ってからビデオで確認したら、確かにその建物でした。

旧桜ノ宮公会堂という建物で、現在も結婚式などに使われているようです。今日は、貸し切りだったので中には入れなかったのですが、近いうち見に行ってみようと思います。舞台があるはずなので、確認してこようと思います。

子どもの頃は日本舞踊を習っていたので、その発表会のビデオも残っています。今は無くなってしまいましたが、三越百貨店の最上階だったと思います。三越劇場という舞台があったのです。4歳か5歳だったと思うのですが、振りを間違えたことは未だに覚えています。

桜はもう散りだしていますが、とてもいい春の一日になりました。しかし、花見のブルーシートはどうにかなりませんかね。出来れば、グリーンにしてもらうと目立たなくていいのですが、きれいな桜の下に、ブルーのシートがいっぱいひかれている光景は興ざめしてしまいますよ。

総合病院の意味って何でしょうか?

Posted on: 土曜日, 4月 5th, 2014 in: クリニックより

総合病院にかかっているお父様の話を聞きました。循環器内科は総合病院で見てくれているが、糖尿病内科は紹介してくれないので、別の病院にかかっていると。糖尿病内科は、入院しないと見てくれないらしいと話しておられました。

他の人にも、そんなことを聞いたことがあります。院内で別の科を紹介してもらえないから、紹介状を書いてほしいと。すでに総合病院にかかっているのに、別の科にかかるときは開業医からの紹介状が必要だそうです。

おなかが痛くて総合病院を受診した方がいます。内科で、検査を受けて問題ないと言われ、婦人科の受診を希望されましたが、受付時間が終了しているからと断られたそうです。

その方は、痛みが解決しないまま明日来てくださいと平気で帰されたそうです。総合病院っていったい何なんだろうと思い始めています。そこに行けば、何かの病気であっても検査や治療が受けられると思うのは間違いのようです。

私が総合病院に勤めていた頃は、他科受診が必要かもしれないと思ったら、先に電話して受け入れをお願いしていました。多少の時間の遅れは、医者が連絡すれば対応してくれました。

外来診察は午前中だけですが、医者は一日中、病院内にいるわけなので、病院を受診した方は最後まで責任を持って対応できないのでしょうか?特に、痛みで受診している方は、痛いままで返すべきではないでしょう。

専門化が進んで、年々こんな話が増えてきたことも事実です。専門的な治療が必要な場合を除いて、簡単な診断治療はどの医者でもできるべきでしょう。人間の身体はつながっているのですから。。。