高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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いろんなことがありますわ。。。。

Posted on: 水曜日, 10月 31st, 2012 in: クリニックより

救命の現場に戻ることをやめて、老人医療に専念することにしたのですが、とうとう検診の現場も撤退することにしました。検診にしか行かない人との出会いは楽しかったのですが、そこで説得してもやはり医療には行かないからです。それで、老人医療のほうを重点的にやるように変えたのですが、オペまでしないとならない羽目になりました。

直腸脱の患者さんがいて、手術をしてくれる病院を紹介しようとしたのですが、痴呆症もあり92歳ですから、紹介も難しいんです。どの病院も、精神疾患や痴ほう症があれば、引き受けてくれませんから。それで、20年以上やってなかった手術をやるはめになったんです。当然、思い出すために手術手技の資料は後輩から送ってもらいますし、実際に会ってコツを聞いてきます。

一度は、外科医はもうやめようって思ったのに、いろんな意味でやめられないんですよね。患者さんにとって何が一番いいのか、家族にとってどうするのが一番いいのか、そんなことを考えながら、治療方針を考えています。

心温まる展覧会

Posted on: 土曜日, 10月 27th, 2012 in: クリニックより

ぽかぽか展つなぐ絵の世界

10/28~11/3

http://pokapokaten.web.fc2.com/

是非、足を運んでください。

緑内障の疑いが晴れました

Posted on: 火曜日, 10月 23rd, 2012 in: クリニックより

数年前から、眼科医に行くたびに緑内障の疑いと言われてきました。昔は、眼圧が高ければ緑内障を疑ったのですが、正常圧緑内障というものがあるとわかり、日本人には多いと言われ出したのです。私の眼圧は、正常の上限ぐらいで、眼底が緑内障に特有の形をしているようです。

視野検査をしたり、散瞳させて眼底を見たり。。。当時もいろいろ検査を受けました。1年前に、目のかゆみがひどいので、知り合ったばかりの神戸の眼科に行きました。その時も、緑内障疑いでさんざん検査を受けました。定期的に眼科を受診するように言われたので、知り合いの看護師に紹介してもらって、大阪の眼科に変わりました。そこでは、大丈夫と言われました。

ところが、神戸の眼科の先生はとても心配症で、もう少し詳しい検査を受けたほうがいいと言ってくれました。検査の器械を持っているのが、2カ所だと教わり、谷町の眼科のほうに昨日行ってきました。視力を測ったり、眼圧を測ったり、いつもやってることなのでうんざりしていました。かなりの時間をかけ検査をした後で、先生の診察を受け、目のCTを取ることになりました。

再び散瞳させました。以前散瞳したときは、夏の真昼間だったので眩しくて仕方なかったのですが、昨日は夕方だったのでまあいいっかって思いました。検査がすべて終了して、緑内障の疑いは晴れました。私の予想どうり、私の目に緑内障のような形があるだけで、緑内障にはなっていないのです。将来緑内障になる可能性はあると言われましたが、なってからでいいやと思いました。

外科医ですから、目はとても大事です。でも、目だけで手術をしているのではなく、手の感触をかなり使っています。どっちかというと、目より手のほうが大事なのです。疑いがあるのは、右目なので、両目が同時に失明することもなさそうなので、主治医と決めた先生のところに、定期的に検診に行くことにしました。

谷町の先生も、いい感じだったのですが、主治医と決めた先生がいるので、そっちに行くべきでしょう。医者は、医者を診療するのは苦手です。とても気を使うからです。私も気を使われたのかもしれませんが、数年間も緑内障の疑いのままだったので、やっと解放された気がします。疑いのままでおいておくのは、気分良くないですものね。。。

アトピーの治療

Posted on: 日曜日, 10月 21st, 2012 in: クリニックより

アトピーは治療の前に、皮膚のメンテナンスが必要です。症状がひどい時は、一時的にステロイドで抑えますが、それでは表面上の治療をしているだけになります。皮膚のメンテナンスには、まずは食事を正すことですし、油分と水分の補給が必要です。それを知らない方が多いと思います。

うちでは、関連施設で作っているバームを使って、ウエットラップ療法を推奨しています。水分と油分の同時補給ができるからです。皮膚がなくなれば、大変なことになります。乳がんの手術で、足りない皮膚を植皮してきたので、本当に皮膚の重要性がわかっています。肛門でもそうです、使えなくなったら人工肛門しかないんです。

病気になって、その先がどうなるのかを知ってるからこそ、今のうちに何とかしてほしいって思います。

スタッフが試験に受かりました

Posted on: 土曜日, 10月 20th, 2012 in: クリニックより

最近、私含めて試験に失敗することが立て続いていました。ところが、ひとりだけ試験に合格してくれました。彼女に指導したスタッフは試験に失敗したのですが、指導した甲斐があったと喜んでいます。来年ももう一人受験してもらうつもりなので、また指導してもらうつもりです。若い人には、どんどん資格を取ってもらったらいいし、ある程度のキャリアがあれば、資格など必要なくなるので、結果的にはいいのかなと思っています。

講習会にも何人も参加しています。臨床検査技師のひとりは、心エコーの勉強会に参加してきました。東京で行われたものですが、実家が横浜なので、ちょうどよかったそうです。勉強会に参加することに絡めて、旅行もありだと思っています。私は、大阪での講習会より、地方での講習会を好んで選びます。そんな機会でもなければ、地方に旅行することがないからです。

東京には、機会があれば行くようにしています。今も、いくつか用事がたまってきたので、東京に行きたいのですが、なかなか休みが取れない状況になっています。検診の仕事は、やめることにしたので、年内には休みがとれるようになると思うので東京に行きたいなと思っています。

今日は久しぶりに、温泉に行こうと思っています。飛行機が見える温泉があるんですよ。露天風呂に使って飛行機を眺めるって、楽しいと思いませんか?

検診の現場。。。。

Posted on: 水曜日, 10月 17th, 2012 in: クリニックより

検診の現場は完全に接客業です。医療とは違うので、どこでも患者さんではなくて、お客さん扱いになります。医師の診察もありますが、治療はありませんので、アドバイスにとどまります。検診や人間ドックに来られる方は、医療より検診のほうが上だと思っているんじゃないかと思うことがあります。検診に行ってるからと、異常があっても受診していない人が多いのです。また、産婦人科で投薬を受けているのに、産婦人科で子宮がん検診を受けずに検診に来られます。

受診中なら、産婦人科で検診も受けるべきなのです。検診は、受診していない人やまだ病気がわかっていない人に対して行われるべきです。でも、治療中でも検診に来られます。それは、国の制度がそうなっているからでしょう。企業は検診の受診率を上げないとならないので、誰でも検診に行かせます。おかしな話です。

おかしな話は、検診の現場にもあります。看護師、検査技師、放射線技師、無資格で案内を行うアシスタント、医者。すべて同列です。その中で、医者が一番高い給料をもらっているので、診察以外もすべきだと思っています。しかし、診療と同じように、診察室から出てこない医者ばかりです。スタッフたちは、医者がもう少し動いてくれたら楽になるのにといつも話しています。

私は、じっとしているほうが苦手なので、フロアーの中を歩き回ります。診察の患者さんを見つけたら、自ら誘導します。海外では、それが当たり前だから、普通のことだと思っています。でも、そういう医者がいれば、他の医者は余計なことしてって思ってるかもしれません。ひとりでも、違うことをすれば、他にも要求されるかもしれないからです。

検診の現場では、医療機関に行こうとしない人たちに会うことができるので、楽しいのですが、ぼちぼち検診の仕事をやめようと思っています。女医に求められる仕事はもううんざりなんです。医者として必要とされるのであればいいのですが、女医だからと求められる仕事はもうやりたくないですね。

だって、昔は女医?そんなの必要ないって言われていたんですもの。。。

危険な道路の速度規制。。。。

Posted on: 土曜日, 10月 13th, 2012 in: クリニックより

事故があった道路の速度規制の強化と停止線の追加を府に求めているというニュースを見ました。40キロの制限を20キロに引き下げるようです。でも、そんなことしても速度を落とすでしょうか?渋滞を避けるための裏道は、すごい速度で通り抜ける車がたくさんいます。昔、渋滞の抜け道が書かれたマップも売られていましたし、今はカーナビが裏道に誘導するのかもしれません。速度制限を強化しても誰も守るとは思いません。

海外では、速度を落とさせるために道路に段差をつけています。一定の間隔で段差があるので、飛ばすなんて無理なんです。速度規制を強化するより、よっぽど効果があると思います。

犬の糞の放置で困っているというニュースも見ました。犬の飼い主に飼い犬税を儲けようとしているそうです。でも、そんなもの作ったら、税金払っているからと糞の放置はますます悪化すると思います。放置しているのを見つけたら、罰金を科されるそうですが、誰か見ていれば放置しないでしょう。

郊外の住宅街のようなので、犬の散歩は自宅の庭に限定したらどうでしょうか?あるいは、ドックランのような場所を作って、車で連れて行って、散歩してもらうというのもいいでしょう。糞の始末をしたくない人は、係りの人にお金を支払えば始末してくれるというルールにすればいいと思います。公道で散歩させれば即罰金にすれば、公道で散歩させる人もいなくなるでしょう。

日本は何かと規制を作りたがりますが、その影響かルールを守らない人が増えたと思います。かといって、規制緩和しても、もっとルールを守らない人ができるようです。ルールで考えるのではなくて、必然的に守らざるを得ない方法を考えればいいのだと思います。発想を転換するといろんなことを思いつきます。

政治家になる気はないので、ブログで発言するだけですけどね。。。

貧血について。。。。奥深いものがありました。。。。

Posted on: 水曜日, 10月 10th, 2012 in: クリニックより

貧血のほとんどは鉄欠乏性貧血です。でも、まれにそれ以外の貧血があるので、まず鉄欠乏によるものかどうかを調べないとなりません。鉄欠乏だとわかったら、次はなぜ貧血になったかの原因を精査しなくてはなりません。女性の場合で多いのは、生理の出血量が多いことです。子宮筋腫などがあれば、可能性は高くなります。

次に、胃腸系からの出血、痔からの出血で貧血になってる場合もありますが、胃潰瘍などがないかのチェックも必要です。それもないとなれば、偏食が強いかダイエットしてないかなどです。。。原因にばかり気を取られていましたが、最近、鉄剤を中止する目安が気になっていました。

貧血を放置されている女性が案外多いので、治療の必要性を説明することに時間を割いてきました。貧血があれば、からだは酸欠の状況なので、あまりいいとは思いません。手術などが必要になった場合、貧血があると困るので手術の前に貧血の治療が必要になります。鉄剤の投与は、貧血が治ったらいいというものではなくて、予備鉄まで補充しないとならないのです。ところが、通常は貧血が治ったら投与をやめているので、再び貧血に陥ってしまいます。

でも、予備鉄まで補充できたってことは、何で判断すればいいんだろうって、最近疑問を持っていました。それで、調べてみると、なんと奥の深い話でした。鉄剤のサプリメントを飲んでいる人が、貧血が治っていないことは何度も見てきました。しかし、食事だけでも貧血はよくなると思っていたのですが、そうではないようです。

不足している鉄の量を予測して薬剤で補充することしか治せないようです。ほんの少しの貧血でも、かなりの量の鉄が不足しているようです。やはり、人間の体はぎりぎりまで正常と見せかけるようです。内分泌系などは特にそうなのですが、裏でかなりの異常が出ていても、表面上は正常を保っているのです。ところが、それも破たんした時に異常になりだします。なので、異常になった時には、かなり進行しているわけです。

去年までそんなこと起こったことなかったという言葉をよく聞きます。特に、高血圧になった人は、去年までは低血圧だったのになどと言います。ところが、血圧だって正常を保ちながら、その裏で異常が進んでいるのです。裏で進んでいる異常を見つけるにはどうしたらいいのか。それが、今の課題です。

中之島図書館に行ってきました

Posted on: 月曜日, 10月 8th, 2012 in: クリニックより

高校生のころによく行ってたのですが、それ以来行ったことがありませんでした。昔はもっと目立った建物だったと思うのですが、市役所が新しくなり、図書館がどこにあるのかわからないほどになっていました。図書館に本を借りに行ってたのではなく、自習室で勉強していました。自宅からバスと電車に乗り、1時間もかかるのになぜ行っていたのかよく思い出せません。

市の図書館にも自習室はあったはずですが、行ったことがないのですから。図書館で本を借りるということも無縁でした。本を読むのは好きではなかったからだし、読みたい本は図書館にはなかったからです。中之島図書館の自習室は誰かに教わったのだと思います。高校の時にしたしくしてもらっていたのは、みな大学生だったからです。

玄関を入ったところの荘厳な階段は昔のままでした。でも、自習室はもっと広かった気がしました。机も古い木の重厚な机だったと思うのですが、スチール机に変わっていたのは残念でした。今でも、いろんな人が自習をしていることに変わりはありませんが、昔は周りはきっと偉い人なんだろうなと思っていました。おそらく、大学生が多かったのだと思います。

結局、見学だけして出てきました。建物の説明書をくれたので、後で読んだら結構面白かったです。大阪府立図書館ではなくて、大阪図書館だそうです。大阪府では、図書館をなくして、歴史的建造物として活用することを考えているそうです。確かに、本はほとんどなかったと思います。図書館だとなかなか入る勇気が出ませんから、自由に使える空間にしたらいいと思いました。

昨日は、奈良での仕事が終わってから、神戸のライブハウスに行ってきました。友人が出演するからでしたが、結局間に合いませんでした。でも、久しぶりに会ってお互いの仕事のこと、音楽活動のことを話して、ライブ空間を楽しんで、とてもリフレッシュしました。みんな、頑張ってるんだなあと思いました。

打ち上げにも誘ってもらったのですが、出演者じゃないのでライブの終了を待たずにライブハウスを後にしました。神戸からは新幹線で大阪に戻れるので便利です。神戸もいいけど、やっぱり大阪がいいなあと思いますね。

アトピーの治療に疑問が。。。

Posted on: 土曜日, 10月 6th, 2012 in: クリニックより

検診の現場で3人の方に会いました。アトピーの治療で、脱ステロイドや温泉療法をしている方です。でも、皮膚は乾燥し全く油分を含んでいません。本人たちも、このままでいいのかと疑問を持っていたようです。私は、皮膚の治療でもまずは食事のバランスだと思っていますし、皮膚のメンテナンスが中心だと考えています。

ウエットラップ療法というものがあって、薬か油分と水分を同時に皮膚に与える方法があります。皮膚は、水分と油分でバリアーを作っているので、まずこれを補給しないとなりません。バリアーなしでは、些細な刺激でも大きなダメージにつながりますから。ラップ療法では、刺激の少ない布を使います。サランラップでもいいと思いますが、問題は水分を含ませる布でしょう。毛羽立った布なら、それ自体が刺激になってしまいますから。

アトピーが全身に出ているなら、金属アレルギーも考えないとなりません。私の友人は、歯科金属アレルギーを専門にやっています。歯科金属は、入れてから長年たってから反応しますから、原因と気づきにくいものです。かぶせたものだけを変えるのではなく、奥に入れているものもすべて取り除かないとならないので大変です。でも、それですごくよくなった人がたくさんいるのです。

自分の汗にかぶれている人もいます。その場合は、濡れたタオルを持ち歩いてもらいます。乾いたものでは、取りきれないからです。でも、汗の中に何かアレルギーを起こす物質が混じっているのではないでしょうか?一番考えるのは、金属でしょう。金属アレルギーでも当たってるところがかぶれるとわかりやすいのですが、歯科金属ではそうはならないから難しいそうです。

温泉も皮膚にいように思いますが、硫黄系の温泉は皮膚にかなり強いダメージを与えます。温泉でかぶれた人も見たことがあります。からだにいいと思って入りすぎたようです。温泉の成分も問題ですが、温かいお湯は皮膚の油分を取り去ってしまうので、あまり長湯をするのは感心しません。医療系で使われるワセリンにも問題があります。白色ワセリンと言いますが、成分の優れたものは透明に近くなって白色にはならないのです。

石鹸も問題でしょう。液体のボディーソープなどは表面活性剤が入っているので、それで皮膚が悪化します。固形の石鹸が一番いいのです。皮膚の治療の際には、石鹸から変えてもらうように話しています。注射薬にもアレルギーがありますが、これがなんとは行っている防腐剤によるものだと言います。

食べ物に防腐剤が入っているものは、極力避けてくださいと話します。食べ物を腐らないようにする物質が、人間を腐らせていっているのかもしれません。