高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

脂肪腫のご相談がありました

 背中に10年前から、脂肪腫があると相談されました。脂肪腫は良性腫瘍ですが、徐々に大きくなることがあります。彼女の場合も、大きくなってきているようです。ただ、切除となると傷の問題があります。通常、腫瘍が取り出せる大きさの切開を加えないとなりませんが、それをなるべく小さくしようとすると、術者側の負担になります。手術時間も余計にかかってしまい、出血が多くなってしまうこともあります。

 でも、良性の腫瘍ですし、極力小さい傷で行う必要もあると思います。日帰りを希望されていますが、腫瘍が大きいために、局所麻酔で行う場合は、かなり多くの麻酔薬が必要になります。こういった場合、手術時間のことも考慮して、全身麻酔をお勧めする場合があります。長時間じっとしていられるかという問題があるからです。背中なので、うつ伏せで長い時間じっとしていなければなりません。局所麻酔の場合、周囲の感覚は残りますので、引っ張ったりすると痛みが出たり、気持ち悪く感じたりします。

 しかし、全身麻酔で、うつ伏せにするのは、リスクも上がります。全身麻酔の場合、痛みは全く感じないので、患者さんは楽ですが、良性腫瘍の手術で、リスクが上がるとなると、少し考えないとなりません。また、日帰り手術では難しくなります。しかし、傷口の安静を考えると1日入院してもらうほうが、医療側としては安心できます。日帰りであっても、翌日に創部の確認のために受診が必要になりますから。どっちにしても、2日は、医療機関をおとづれてもらわないとなりません。

 一番問題なのは、傷の問題です。医者側は取ったら終了と思いがちですが、患者さんが一番気にするのは傷が残るかどうかです。切除するためには必ず傷は残ります。でも、それをどう目立たなくするかは、切開をどう入れるか、後をどう縫うかにかかってきます。皮膚の縫い方というのは、いくつも種類があり、皮膚の状態、年齢、場所などにより変えます。切除より縫うほうに時間をかける先生のほうが、丁寧だと思います。

 病院の立地、休みが取れるかどうか、値段的な問題、いろんな問題があり、まだどうするか決めることはできませんでした。でも、相談するということは、かなり気になりだしているわけで、近いうちいい方法が決まると思います。

 良性だから、ほっといたらいいよ。そう医者は言います。それは正しいことですが、将来大きくなる可能性があるということ、場所によっては大きくなると何かと不具合が生じます。そういったことも含めて、お話していくべきでしょうね。良性腫瘍であっても、気になってるものは早めになんとかしたほうがいいと思っています。少し気になること、それが生活の中で、一番楽しさを邪魔することのように思います。

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