高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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女性と便秘と痔

Posted on: 土曜日, 9月 27th, 2008 in: クリニックより

   女性の便秘は男性と少し違う特徴があります。
痔は便秘症の方になりやすい傾向にありますが、この便秘の調整が女性の場合難しいことがあります。便通は食べた食事内容で変わって来るのですが、女性の場合、性周期にも影響を受けます。
  特に生理前は体は水分をためてむくむ傾向があるので、腸もむくんで動きが悪くなります。このときに便が出ないからと下剤をたくさん飲んでもおなかが痛くなるだけで、腸は動きません。この時期が過ぎるまで、少し我慢していましょう。反対に生理が始まると全身のむくみが取れだすので、腸も活発に動き出します。そのため、”生理が始まると下痢をする”方が多いようです。下痢も痔にはよくないので生理後の時期は整腸剤を飲むようにしてください。

  もともと日本人は肉食ではなく野菜の食事が中心でした。野菜で出来る便の量は肉食に比べて多いので、便をためる腸の長さも欧米人に比べて長いといわれています。長い腸を持っているのに、肉食をして少しの便しか作らないと便秘になってしまいます。また、野菜は”朝”たくさん取るほうが便通にはいいといわれています。

鼻出血

Posted on: 土曜日, 9月 20th, 2008 in: クリニックより

 鼻出血をおこすとびっくりしますよね。鼻出血の多くはキーゼルバッハ部といって鼻孔の浅い部分から出ています。鼻孔に軽くティッシュをつめて鼻を両側から指で押さえてください。口で息をしてそのまま10分じっとしてみてください。ほとんどの場合これで止まります。
 鼻出血のほとんどはくしゃみや咳、鼻をいじったりしておこりますが、まれに鼻の病気以外の病気で起こっている場合があります。動脈硬化、高血圧、血友病、白血病、血小板減少症、肝臓・腎臓疾患などで出血してきますので、鼻出血を繰り返す場合は血液検査など精密検査が必要となります。

 また、押さえていても止まらない鼻出血の場合はガーゼによるタンポン、薬品または電気による凝固、口の中からつめるタンポン(ベロックタンポン)など、出血の量、出血部位によってそれぞれの止血が必要になります。これらの止血処置は耳鼻科を受診してください。

知っているようで知らない湿布のこと

Posted on: 土曜日, 9月 13th, 2008 in: クリニックより

 最近の湿布は消炎鎮痛剤が入っていて、皮膚から痛み止めの薬を吸収されるようになってるものが多くなりました。ほとんどの場合、湿布といえば冷湿布のことをさしています。冷湿布とは捻挫や打撲などで腫れた部分を冷やして痛みを和らげるものです。しかし、最近の湿布はメントールなどで冷感があるだけで、本当の意味での冷却をしてくれるわけではありません。練りこまれている鎮痛剤による”鎮痛効果”で使われることがほとんどです。

 隠れた湿布効果・・・・湿布を張ったとたんに”楽になった”って感じますよね。すぐ冷却されるわけでもなく鎮痛剤がすぐ効くわけでもないはずです。これは”皮膚の刺激により内部の痛みをごまかす効果”です。”痛み”というのは痛めたところが感じているのではなく脳で感じているので皮膚表面を刺激することで、脳が感じている”痛み”をごまかしているのです。鍼や灸も同じようなメカニズムで痛みをやわらげていると言われています。

湿布についての注意点
1.湿布は2-3時間ではずしましょう。それ以上貼っても皮膚がよくないだけで鎮痛効果は期待できません。
2.喘息のある方は注意が必要です。アスピリン喘息というタイプでは鎮痛剤にアレルギーがあるので、湿布を張っただけで発作が出てしまいます。

温湿布について
温湿布には唐辛子の成分が含まれています。貼って少しするとぴりぴりしてきて、だんだん暖かくなってきます。暖かく温めることで局所の血流を増加させて、慢性的な痛みを取るといわれています。
あくまで、慢性期用ですので痛めてすぐは使わないでください。また、唐辛子の成分なので皮膚の弱い方には刺激が強いので使わないようにしてください。また、温湿布には鎮痛剤は入っていません。

痛めた急性期は冷湿布を使い、慢性的になったら(およそ1週間)冷湿布か温湿布か好みのほうを使うようにしてください。

捻挫、打撲などの応急処置

Posted on: 土曜日, 9月 6th, 2008 in: クリニックより

 捻挫や打撲をしたとき病院に行く前にすぐに応急処置をしましょう。応急処置をしてたかしなかったかで後の回復にかなり差が出てきます。湿布を張ることでもいいのですが、出来ればアイシングをしましょう。アイシングとは、負傷した部分を氷で冷やすことです。すぐに冷やすことで血管を収縮させて、腫れない様にするためです。腫れてしまうと細胞に酸素がいきわたらなくなり回復が遅れるのです。また、痛みを感じる神経を麻痺させる効果があります。
 アイシングの方法としてはビニール袋に氷を入れて、患部に当てます。15分くらい、感覚がなくなるまで行います。
 ただし、捻挫だと思っていても骨折していることもあるので、腫れのひどい場合や押さえるとひどく痛む部分がある場合は整形外科を受診してください。